トーヨータイヤは新製品装着のカスタマイズカーを展示【東京オートサロン2023】
2023.01.13 自動車ニュース![]() |
トーヨータイヤは「Boost Your Engine」をテーマに、東京オートサロン2023(開催期間:2023年1月13日~15日)にブースを出展。人気のSUV用タイヤブランド「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」の新シリーズや、フラッグシップタイヤブランド「PROXES(プロクセス)」の新製品を発表した。また、各ブランドのタイヤを装着したオリジナルのカスタム車両や主力製品の展示を通じて、モータースポーツ活動へのさらなる挑戦心を表明するとともに、同年1月2日に急逝したトーヨータイヤのグローバルブランドアンバサダー、ケン・ブロック選手への変わらぬリスペクトと哀悼の意も示された。
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ブースには計6台のオリジナルカスタム車両が展示されたが、ひときわ目を引いたのは、やはりケン・ブロック選手が操った電動モンスターマシン「アウディS1 e-tron quattro Hoonitron」。こちらは1980年代の「アウディ・スポーツクワトロS1」をオマージュした、2つのモーターと4つの専用バッテリーで構成される電動4WDシステムを搭載する特別なレーシングEV。合計トルクはなんと6000N・mに達するという。
2023年2月以降に順次発売される新製品のひとつは、ニュルブルクリンクでの耐久レースなど、過酷な条件下で得た知見を生かし、スポーツタイヤに求められるハンドリング性能とブレーキ性能を高次元で実現させたというプレミアムスポーツタイヤ「プロクセス スポーツ2」。
イン側とアウト側で非対称なデザインのトレッドパターンと、イン側とアウト側で特性の異なるコンパウンドを採用することで、ブレーキ性能とハンドリング性能を効果的に向上。構造設計の部分でも、サイド部のたわみを最適化する新プロファイルにより、レーンチェンジやコーナリングの際にタイヤの変形が抑制され、ウエット路面でもドライ路面でもハンドリング性能が向上しているという。
同じくプロクセスの新製品となる「プロクセス コンフォートIIs」。こちらは上質なクルージングを追求し、環境性能も進化させたというプレミアムコンフォートタイヤで、タイヤの内側と外側で最適なパターン設計を施し、パターンに起因する騒音エネルギーを従来品比で22%低減。またブロックの剛性を向上させたことで、上質な乗り心地と操縦安定性の両立が図られている。
このほか会場では、プロクセスブランドアンバサダーにレーシングドライバーの木下隆之氏が就任したことが発表されるとともに、ゲストとしてその木下氏と、「Team TOYO TIRES DRIFT」所属の川畑真人選手、「TOYO TIRES with Ring Racing」監督のウヴェ・クリーン氏、“マッド・マイク”の愛称で知られるマイケル・ウィデット選手、さらには俳優で「FLEX SHOW AIKAWA Racing」総監督の哀川 翔も登壇し、トーヨータイヤの「モータースポーツにかける意気込み」と、「その知見を市販バージョンにフィードバックする決意」がアピールされた。
(文=玉川ニコ)
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