ベントレーが戦前のレーシングカー「スピードシックス」を復刻製作 12台を顧客に販売

2023.07.13 自動車ニュース webCG 編集部
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コンティニュエーションシリーズとして復刻製作された「ベントレー・スピードシックス」。
コンティニュエーションシリーズとして復刻製作された「ベントレー・スピードシックス」。拡大

英ベントレー・モーターズは2023年7月12日(現地時間)、戦前のレーシングカーである「スピードシックス」を復刻製作すると発表した。

 
ベントレーが戦前のレーシングカー「スピードシックス」を復刻製作 12台を顧客に販売の画像拡大
 
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ベントレーが戦前のレーシングカー「スピードシックス」を復刻製作 12台を顧客に販売の画像拡大

この再生産モデルは「コンティニュエーションシリーズ」と呼ばれるもので、2019年にも「ベントレー・ブロワー」(1929年)を対象に12台が製作されている(関連記事)。今回のスピードシックスはその2例目で、製作にはベントレーのオーダーメイドおよびコーチビルド部門であるマリナーがあたる。

オリジナルであるレーシングバージョンのスピードシックスは、1929年と1930年のルマン24時間レースで優勝した、「ベントレー史上最も成功したレーシングカー」とうたわれるモデル。そのコンティニュエーションカーは“レプリカ以上の存在”と位置づけられ、当時の設計図とメカニックノートの情報に基づき、オリジナルカーと同じ設計・工程でつくられる。

600以上の新しい部品で構成される6 1/2リッター6気筒エンジンは最初のダイノテストにおいて、最高出力205bhpを発生。その数値は、1930年にレースチューニングされたオリジナルエンジンの記録に対して5bhp以内の誤差におさまっているという。

新生スピードシックスは、「カーゼロ」と呼ばれる復刻第1号のファクトリーワークスに続いて、顧客への販売を前提に12台が製作される。各顧客に対してはパーソナルフィッティングサービスも用意されており、2023年10月から製作が開始される。各車の製作期間は約10カ月で、2025年末までに完成する見込みだ。

(webCG)

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