BMWが新型「X2」の概要を発表 シリーズ初のフルEV「iX2」もラインナップ
2023.10.13 自動車ニュース![]() |
独BMWは2023年10月11日、新型「BMW X2」の概要を発表した。
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BMW X2は“スポーツ・アクティビティー・クーペ ”というコンセプトで2018年に誕生したクロスオーバーSUV。その第2世代は、より個性的で、よりスポーティーかつ先進的なモデルに生まれ変わったとアピールされる。
ボディーサイズは先代に対して約20cm長く、約2cm幅広く、約6cm高くなっており、日本仕様の「BMW X2 sDrive20i」の場合で全長×全幅×全高=4555×1845×1575mm、ホイールベースは2690mmと公表されている。
デザインにおいてはクーペライクなシルエットとプロポーション、筋肉質なショルダーライン、マトリクスハイビーム付きのアダプティブLEDヘッドライト、エッジの効いたキドニーグリル、水平基調のリアコンビランプなどが特徴。モダンでプレミアムな雰囲気を演出したというインテリアでは、BMWカーブドディスプレイや、コントロールパネルを備えたフローティングタイプのアームレスト、新開発のシートなどが目を引く。
新型X2においてはデジタルユーザーエクスペリエンスにも力が入れられており、「QuickSelect」技術を採用した「BMW iDriveコントロール」のほか、最新世代のOSである「BMWオペレーティングシステム9」が搭載される。新しい「BMWコネクテッド・ドライブ・アップグレード」では、ゲームや動画、オーディオストリーミングなどの分野における、革新的なサービスも利用できるという。
荷室容量は内燃機関モデルが560~1470リッター。後述する100%電動モデル「iX2」の場合、525~1400リッターとなっている。
今回明らかにされた、新型X2のグレードおよびパワートレインのラインナップは以下のとおり。
【X2 sDrive20i】
- 1.5リッター直3ガソリンターボ(最高出力170PS)
- 燃費(NEDC複合サイクル):6.5-6.0リッター/100km(約15.3km-16.6km/リッター)
- トランスミッション7段AT
- 駆動方式:2WD
【X2 sDrive18d】
- 2リッター直4ディーゼルターボ(最高出力150PS)
- 燃費(NEDC複合サイクル):5.5-5.1リッター/100km(約18.1km-19.6km/リッター)
- トランスミッション7段AT
- 駆動方式:2WD
【X2 M35i xDrive】
- 2リッター直4ガソリンターボ(最高出力300PS ※欧州以外では317PS)
- 燃費(NEDC複合サイクル):8.0-7.7リッター/100km(約12.5km-13.0km/リッター)
- トランスミッション7段AT
- 駆動方式:4WD
これらに加えて、EVバージョンの「iX2 xDrive30」がラインナップされるのもトピック。2024年3月には市場に投入される予定だ(同年夏にはフルEVとディーゼルがもう1車種ずつ追加される)。
iX2 xDrive30は前後に1基ずつ、計2基のモーターを搭載する4WDのフルEVで、システム最高出力313PS、システム最大トルク494N・mを発生。内燃機関車の高性能モデルであるM35i xDriveの値(5.4秒)に迫る、5.6 秒での0-100km/h加速が可能で、最高速は180km/hとなっている。WLTPサイクルでの一充電走行距離は417~449km。アダプティブ回生機能とMAX RANGE機能により、効率的な走行を実現するとうたわれる。
新型BMW X2は、2023年10月28日に一般公開の始まるジャパンモビリティショー2023において世界初公開される。
(webCG)