ステランティス ジャパンがDSオートモビルブランドの全ラインナップにChatGPTの機能を標準装備
2024.03.22 自動車ニュース 拡大 |
ステランティス ジャパンは2024年3月21日、DSオートモビルブランドの全ラインナップにChatGPTの機能を搭載すると発表した。同日から販売する全車両に同機能を標準で装備する。
ChatGPTは、OpenAI社が開発・提供する対話型の生成AI。膨大なテキストデータを学習し、自然な文章の作成や要約を行いながら、さまざまなトピックについて迅速に答えてくれるという特徴を備えている。
DSオートモビルが提供するコネクテッドサービスにChatGPT（バージョン3.5）を新たに統合させることで、空調、オーディオ、ナビゲーションなどのボイスコントロールを備えるクルマから、人間のように自然な対話を行うクルマへと進化。ドライブで訪れる旅先の土地・歴史、または夕食の献立やレシピを尋ねたり、何気なく思い浮かんだことを質問したりするなど、車内のさまざまなシーンにおいてこれまで以上にクルマと対話することができるとうたわれる。
今回搭載するChatGPTのボイスコントロール機能を提供するSoundHound AI社が新たに開発した音声認識プラットフォームは、同社が提供している音声認識サービスと生成AIの双方を効果的に活用し、車内での利用に最適化を図ったもの。これにChatGPTを連携させることにより、膨大なデータに基づく豊富な言語知識を通じて、さまざまな対話が可能になったという。
DSオートモビルは、運転しながらChatGPTを使用できる国内で最初の自動車ブランドとなる。
（webCG）
