【F1 2024】第6戦マイアミGPでマクラーレンのノリスが初優勝
2024.05.06 自動車ニュースF1世界選手権第6戦マイアミGP決勝が、2024年5月5日(現地時間)、アメリカはフロリダ州にあるマイアミ・インターナショナル・オートドローム(5.412km)を57周して行われた。
レース中盤のセーフティーカー後にトップに立ったマクラーレン・メルセデスのランド・ノリスが初優勝。2019年にGPデビューした24歳のイギリス人ドライバーは、参戦110戦目にしてようやく表彰台の頂点に立つことができた。マクラーレンにとっては2021年イタリアGP以来、通算184回目の勝利となる。
2位はレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペン。予選では通算38回目、昨季最終戦から数えて7戦連続のポールポジションを獲得。レースでもスタートから首位をキープしたが、セーフティーカー後にノリスに1位の座を奪われると、満足のいかないマシンでトップを奪還することができなかった。
3位はフェラーリのシャルル・ルクレールで、フロントローから今季3回目のポディウム。この日の跳ね馬はレッドブルに加え、マシンに大幅アップデートを施してきたマクラーレンにも勝てなかった。
フェラーリのカルロス・サインツJr.が4位。レッドブルのセルジオ・ペレスは5位でゴール。カスタマーのマクラーレンにお株を奪われたメルセデスは、ルイス・ハミルトンの6位がやっとだった。RBホンダRBPTの角田裕毅は、予選で今シーズン4回目のQ3進出で10位。レースでもポイント圏内にとどまり続け、セーフティーカーのタイミングで7位まで順位を上げチェッカードフラッグを受けた。
メルセデスのジョージ・ラッセル8位、今季初めて予選Q2落ちし15番グリッドからスタートしたアストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは、9位まで挽回しゴール。そしてアルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンが10位でフィニッシュし、最後の1点を手にした。
以下、11位ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)、12位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、13位ピアストリ(マクラーレン)、14位ジョウ・グアンユー(キック・ザウバー・フェラーリ)、15位ダニエル・リカルド(RB)、16位バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、17位ランス・ストロール(アストンマーティン)、18位ケビン・マグヌッセン(ハース)、19位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)が完走した。
なお前日に開かれた19周のスプリントでは、フェルスタッペンが優勝。2位ルクレール、3位ペレス、4位リカルド、5位サインツJr.、6位ピアストリ、7位ヒュルケンベルグ、8位角田までが入賞。リカルドと角田の2台がそろってポイントを獲得したRBが健闘を見せた。
ドライバーズチャンピオンシップのトップ5は、1位フェルスタッペン136点、2位ペレス101点、3位ルクレール98点、4位サインツJr.85点、5位ノリス83点。コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル237点、2位フェラーリ189点、3位マクラーレン124点、4位メルセデス64点、5位アストンマーティン42点と続く。
次の第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝は、5月19日に行われる。
【追加更新】
レース後、サインツJr.に5秒加算ペナルティーが科された。サインツJr.は、レース中マクラーレンのピアストリと接触しマシンにダメージを負わせていた。これによりサインツJr.は4位から5位に降格、代わってペレスが4位に繰り上がり、チャンピオンシップ上位も以下のような結果となった。
ドライバーズチャンピオンシップ:1位フェルスタッペン136点、2位ペレス103点、3位ルクレール98点、4位ノリス83点、5位サインツJr.83点
コンストラクターズチャンピオンシップ:1位レッドブル239点、2位フェラーリ187点、3位マクラーレン124点、4位メルセデス64点、5位アストンマーティン42点
(文=bg)
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