フェラーリの新型FRクーペ「Amalfi(アマルフィ)」が日本上陸
2025.07.30 自動車ニュース![]() |
フェラーリ・ジャパンは2025年7月29日、新型車「Amalfi(アマルフィ)」を国内初披露した。
◆フェラーリ・アマルフィの外装・内装をフォトギャラリーで見る(48枚)
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アマルフィは、従来モデル「Roma(ローマ)」の後継となるFRの2ドアクーペ。「グランドツアラーのコンセプトを進化させたスポーツカー」であり、「驚くべきハイパフォーマンスと日常的な汎用性の高さを両立させる」とうたわれる。これより4週間前の7月1日に世界初公開されている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4660×1974×1301mmで、ホイールベースは2670mmと、寸法上は先代ローマと変わらない。流麗なエクステリアは、リアにボディー一体型のアクティブスポイラーを装備。フロントには、ローマ比で20PS増しとなる最高出力640PS、最大トルク760N・mを発生する3.9リッターV8ツインターボが縦置きされる。
トランスミッションは8段AT(デュアルクラッチトランスミッション)のみで、後輪駆動。パフォーマンスに関しては、0-100km/h加速が3.3秒で0-200km/h加速が9.0秒。最高速は320km/hと公表される。一方で日常ユースの利便性にも配慮されており、車体前方の最低地上高を40mm上げられるフロントリフターシステム(車速35km/hまで利用可能)がオプションとして用意されている。
なお車重は、軽量オプション装着車の乾燥重量で1470kg。前後の重量配分は50:50である。
インテリアは12気筒エンジン搭載車の「12(ドーディチ)チリンドリ」に通じる「デュアルコックピットレイアウト」を採用。ドライバーとパッセンジャーをふたつの空間で包んだうえ、ダッシュボード、ドアパネル、センタートンネルを視覚的につなぐデザインとなっている。
3つのディスプレイ(15.6インチのメーターパネルと10.25インチのタッチ式センターディスプレイ、8.8インチのパッセンジャー用ディスプレイ)で構成されるヒューマンマシンインターフェイス、没入感を演出するオーディオシステムも自慢で、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応するほかスマートフォンのワイヤレス充電機能も備わるなど、現代的なインフォテインメントシステムを完備している。
パッケージとしてはキャビン後方に小ぶりなシートを備える2+2レイアウトを採用し、「子ども連れの旅行にも利用できる」とアピールされる。その後方に確保されるトランクの容量は273リッター。50:50分割式の後席シートバックを倒すことで、長尺物の積載にも対応する。
先進運転支援システム(ADAS)の充実ぶりもセリングポイントのひとつで、ACC(アダプティブクルーズコントロール)や自動ブレーキ、ブラインドスポット検出、レーンキープアシストのほか、ドライバーの眠気やわき見を検知する機能、リアクロストラフィックアラート(オプション)などが用意される。
フェラーリ・アマルフィの国内価格は3418万円から。2026年第1四半期に欧州市場での配車が始まった後、順次、日本市場へのデリバリーもスタートする見込みだ。
(webCG)