「日産エクストレイルNISMO」登場 専用チューニングで走行性能を強化

2025.08.21 自動車ニュース 藤沢 勝
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日産エクストレイルNISMOアドバンストパッケージe-4ORCE
日産エクストレイルNISMOアドバンストパッケージe-4ORCE拡大

日産自動車は2025年8月21日、SUV「エクストレイル」にハイパフォーマンスモデル「NISMO」を設定し、同年9月24日に発売すると発表した。

 
「日産エクストレイルNISMO」登場 専用チューニングで走行性能を強化の画像拡大
 
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日産エクストレイルNISMOの開発コンセプトは「情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV」。「より速く、気持ち良く、安心して走れるクルマ」というNISMOロードカーの思想に基づき、レース技術のノウハウを生かした空力性能とデザイン性を両立したスタイリング、そして専用チューニングによる高い走行性能を実現したとアピールされる。

走行性能に関してはコーナリング限界の高さと伸びのある加速、フラットで質感の高い乗り味を追求。サスペンションにはカヤバ製のスイングバルブを日産車として初採用し、SUV特有のボディーモーションの抑制とすべての乗員の乗り心地の確保という背反性能を両立したという。

電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」はNISMO専用にチューニングし、「NISMO tuned e-4ORCE」を名乗る。リアタイヤへの駆動力配分を増やしてフロントタイヤをより旋回方向に使う制御とすることで旋回加速時の高いライントレース性を実現。加速特性や前後駆動力配分はドライブモードごとに異なるチューニングとなっており、雪道などのシーンでも安心かつ気持ちのいい走りを味わえるという。NISMO tuned e-4ORCEの性能を最大限に引き出すべく、タイヤはミシュランの「パイロットスポーツEV」をチョイス。20インチ化に加えてホイールのリム幅も拡大し、操舵応答性の強化を図っている。これらの変更に合わせてパワーステアリングも専用セッティングとしている。

シャシーだけでなくビークルコントロールモジュール(VCM)の制御もグランドツーリングSUVのコンセプトに沿うように変更。レスポンスと力強さ重視の「スポーツ」モードと加速の伸び重視の「オート」モードを搭載している。

エクステリアは一目でNISMOと分かるデザインと高い空力性能に加えて、SUVらしい力強さと頼もしさを表現。フロントにはグリル上部にダーククロムのアクセントを加えてシグネチャーランプとの連続感による水平基調なワイド感を強調。「NISMO」ロゴ入りのアンダースポイラーも装備する。サイドのアンダースポイラーは車体底面の負圧領域を拡大することでダウンフォースを強化。リアアンダースポイラーは下端をディフューザー形状とし、レーシングカーをイメージしたフォグランプが埋め込まれる。これらのスポイラーにはすべてNISMOロードカーではおなじみの赤いアクセントラインが引かれている。ENKEIのMAT工法で軽量化と高剛性を両立したという専用20インチアルミホイールは、センターの開口面積拡大によってブレーキの冷却効果を高めるだけでなく、車体側面の風の流れを整える役目も持つ。各アンダースポイラーの効果も合わせて、ベースモデルと同等のCd値をキープしたまま最大ダウンフォース量が29%向上したという。

インテリアは黒を基調にレッドアクセントをあしらったNISMOロードカーではおなじみのコーディネート。パワーリクライニング機能やヒーター機能が付いた専用チューニングのレカロスポーツシートもオプションで選べる。

日産エクストレイルNISMOの価格は以下のとおり。

  • NISMO e-4ORCE:541万6400円
  • NISMOアドバンストパッケージe-4ORCE:596万2000円

(写真=向後一宏)

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