【F1 2025】第18戦シンガポールGPでラッセル今季2勝目 マクラーレンは6戦を残し2年連続チャンピオンに

2025.10.06 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第18戦シンガポールGP決勝が、2025年10月5日、シンガポールのマリーナベイ・ストリートサーキット(4.927km)を62周して行われた。

第16戦イタリアGP、第17戦アゼルバイジャンGPと高速コースで2連勝中だったレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンにとって、ハイダウンフォースが求められる市街地コースのマリーナベイは今後を占う試金石だったが、思わぬ伏兵に3連勝を阻まれることとなった。

灼熱(しゃくねつ)のナイトレースを制したのは、メルセデスのジョージ・ラッセルだった。予選ではコースレコードをたたき出し、今季2回目、キャリア7回目のポールポジションを獲得。レースでも序盤からトップを快走し、6月の第10戦カナダGP以来となる今シーズン2勝目、通算5勝目を飾った。

2位はフェルスタッペン。予選2位からスタートタイヤにソフトを選んで首位奪取を狙ったもののラッセルを抜けず。レース中はマシンバランスに苦しみながらもなんとか後続を抑え切った。

3位はマクラーレン・メルセデスのランド・ノリス。5番グリッドから僚友オスカー・ピアストリと接触しながらも3位にポジションアップ。終盤はフェルスタッペンを追い回したが、2位には届かなかった。

ポイントリーダーであるピアストリは4位でゴールし、マクラーレンは2年連続でコンストラクターズチャンピオンとなった。通算10回目のタイトルで、ウィリアムズを抜き歴代2位に躍り出たことになる。

メルセデスのもう1台、アンドレア・キミ・アントネッリはスタートで2つ順位を落とし6位となるも、レース終盤にシャルル・ルクレールをオーバーテイクし5位でゴール。フェラーリ勢は表彰台からも遠いルクレール6位。ルイス・ハミルトンはブレーキにトラブルを抱えながら7位でチェッカードフラッグを受けた。

アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは予選10位、途中ピットストップで手間取るも8位でフィニッシュ。ハース・フェラーリのオリバー・ベアマンは予選でキャリア最高の9位となり、レースでもそのポジションを守り切った。ウィリアムズ・メルセデスのカルロス・サインツJr.は、ウイング違反で予選失格、後方からの追い上げから見事10位入賞を果たした。

以下、11位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)、12位角田裕毅(レッドブル)、13位ランス・ストロール(アストンマーティン)、14位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、15位リアム・ローソン(レーシングブルズ)、16位フランコ・コラピント(アルピーヌ・ルノー)、17位ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー・フェラーリ)、18位エステバン・オコン(ハース)、19位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、20位ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)と全車が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ336点、2位ノリス314点で、ギャップは25点から22点へとわずかに縮まった。3位フェルスタッペンは273点で、トップとの差は63点。4位ラッセル237点、5位ルクレール173点と続く。

コンストラクターズチャンピオンシップは、チャンピオン確定のマクラーレン650点、2位メルセデス325点、3位フェラーリ300点、4位レッドブル290点、5位ウィリアムズ102点という上位のオーダーだ。

今シーズンも残り6戦。次の第19戦アメリカGP決勝は、現地時間の10月19日に行われる。

(文=bg)

F1第18戦シンガポールGPのスタートシーン。ターン1にトップで飛び込んだメルセデスのジョージ・ラッセル(写真先頭)がポール・トゥ・ウィンで今シーズン2勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
F1第18戦シンガポールGPのスタートシーン。ターン1にトップで飛び込んだメルセデスのジョージ・ラッセル(写真先頭)がポール・トゥ・ウィンで今シーズン2勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大

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