【F1 2025】第20戦メキシコシティGPでノリスが快勝 1点差でチャンピオンシップリーダーに

2025.10.27 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第20戦メキシコシティGP決勝が、2025年10月26日、メキシコのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス(4.304km)を71周して行われた。

残り5戦となり、タイトル争いはいよいよヒートアップ。マクラーレン・メルセデスのランド・ノリスが快勝し、チャンピオンシップで首位に返り咲いた。予選では7月の第13戦ベルギーGP以来となる今シーズン5回目、通算14回目のポールポジションを獲得。レースでもスタートからトップを堅守し、後続に30秒ものギャップを築いて真っ先にチェッカードフラッグを受けた。第14戦ハンガリーGP以来の今季6勝目、通算10勝目で、チームメイトのオスカー・ピアストリからランキングトップの座を奪った。

2位はフェラーリのシャルル・ルクレールだった。今季5回目のフロントローとなる2位から手堅いレースを展開。終盤のマックス・フェルスタッペンからの猛追は、ゴール直前のバーチャルセーフティーカー(VSC)のおかげでなんとかしのげた。

3位はレッドブル・ホンダRBPTのフェルスタッペン。予選では5位と苦戦するも、ライバルとは異なるミディアムタイヤでスタート、終盤にソフトタイヤにスイッチする作戦が奏功しポディウムにのぼることができた。

ハース・フェラーリのオリバー・ベアマンは、3戦連続で予選Q3に進出し9番グリッド、さらにレースではスタートで6位、前車のコースオフで4位とポジションをアップさせ、表彰台目前のキャリア最高4位でゴールした。

マクラーレンのピアストリは、7番グリッドと後方からの追い上げを強いられ5位フィニッシュ。第5戦サウジアラビアGPから守ってきたチャンピオンシップトップの座を失った。

メルセデス勢は、アンドレア・キミ・アントネッリ6位、ジョージ・ラッセル7位とタンデムで入賞。ルイス・ハミルトンは、フェラーリ移籍後初のトップ3グリッドとなる3番手につけたものの、コースアウトしアドバンテージを得たことで10秒ペナルティーを科されたこともあり8位だった。

エステバン・オコンが9位に入りハースは2台そろって得点。入賞圏最後の10位はキック・ザウバー・フェラーリのガブリエル・ボルトレートだった。

以下、11位角田裕毅(レッドブル)、12位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、13位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)、14位ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス)、15位ピエール・ガスリー(アルピーヌ・ルノー)、16位フランコ・コラピント(アルピーヌ)、17位カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ノリス357点、2位ピアストリ356点とその差はわずかに1点。3位フェルスタッペンは321点でトップとは36点差だ。4位ラッセル258点、5位ルクレール210点と続く。

コンストラクターズチャンピオンシップは、すでに2連覇を決めているマクラーレンが713点とする一方、2位に上がったフェラーリは356点、3位に落ちたメルセデス355点と激戦状態で、4位レッドブルも346点のポイントを集めている。5位ウィリアムズは111点のままだ。

次の第21戦サンパウロGP決勝は、11月9日に行われる。

(文=bg)

F1第20戦メキシコシティGPのスタートシーン。ポールシッターだったマクラーレンのランド・ノリス(写真手前左)が後続に30秒ものギャップを築き、今シーズン6勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
F1第20戦メキシコシティGPのスタートシーン。ポールシッターだったマクラーレンのランド・ノリス(写真手前左)が後続に30秒ものギャップを築き、今シーズン6勝目を飾った。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大

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