三菱アウトランダーの燃費が向上
2010.09.02 自動車ニュース「三菱アウトランダー」が燃費向上 グレード展開見直しも
三菱自動車は、SUVモデル「アウトランダー」シリーズに小変更を施し、2010年9月16日に発売する。
今回の目玉は、燃費性能の向上だ。減速エネルギーを回生するシステムの制御やエンジン内部のフリクションロスが改善され、2.4リッターモデルの燃費(10・15モード値)は、12.2km/リッターから12.4km/リッターにアップ。2リッターモデルはさらにCVTの制御も見直され、FF車が13.6km/リッター(+0.4km/リッター)に、4WD車は13.2km/リッター(+0.6km/リッター)になった。
そのほか機能面では、緊急ブレーキ時に大きな制動力が得られる「ブレーキアシスト」の作動性や、フロントドアまわりの遮音性が向上。乗降時にランプ類を点灯させるウェルカムライト、カミングホームライトも全グレードで標準装備となった。
AV機能の見直しもポイントで、「ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステム」の出力が高められ、iPodなど外部オーディオはステアリングホイール上のスイッチやボイスコマンドでも操作できるようになった。
なお、内外装の変更点は、マフラーカッターやシフトノブのデザインが変更されたに留まる。
これにあわせ、グレード体系も見直された。「24G」の5人乗り仕様がカタログ落ちし、「アウトランダー」は7人乗り仕様のみに。従来のエントリーグレード「20E」も廃止され、本革巻きステアリングホイールなど同グレードより上等なインテリアを与えられた「20M」が新たに設けられるなどした。
価格は「20M」(FF/CVT)の215万2000円から、「ROADEST 24G」(4WD/CVT)の293万円まで。特別仕様車「ROADEST Limited Edition」にも、価格は据え置き(FF車:226万円、4WD車:249万8000円)のまま、同様の変更が施された。
(webCG 関)