マツダCX-5 G(前編)
2026.07.26 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「マツダCX-5」に試乗。実に9年ぶりのフルモデルチェンジによって生まれた、マツダの最量販モデルの3代目だ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。デザイナーの強い意思を感じる
マツダCX-5は初代が2012年にデビュー。2016年登場の2代目と合わせてこれまでに130の国と地域で累計500万台が販売されたという。このうち日本では44万台を販売。「CX-60」「CX-80」といったエンジン縦置きの新世代モデルの登場後も国内販売の約4分の1をCX-5が占めているというから、まさにマツダの屋台骨である。
ただし、今ごろはその屋台骨がCX-60に置き換わり、CX-5はフェードアウトが既定路線だったはず。だが、マーケットはマツダの思惑どおりには動かなかった。そういう意味ではちょっと異例のモデルチェンジといえるだろう。
「この逆スラントしているフロントマスクはいいですね。ちょっとBMWっぽいといいますか。シャープなデザインのヘッドランプとよく合っていると思います。リアも逆スラントデザインで合わせてあって、デザイナーの強い意思を感じます」
「ウインカーが余韻を残して消えていくのも面白いですよね。マツダはちょっと前のモデルから導入していますが、新しいCX-5は消えるスピードがちょっと速い感じがします」
まずはエクステリアの印象から語り始めた山野。新世代のデザインは好印象を残したようだが、インテリアについてはどうか。新しいCX-5ではインストゥルメントパネルのスイッチ類を大胆に削減し、多くの機能を大型のタッチスクリーンに統合。既存のマツダ車とはまるで違うユーザーインターフェイスゆえに、戸惑う人も多いことだろう。
「パッと見はシンプルな操作系です。メカニカルスイッチが残されているものでも全体的にフラット化が推し進められました。スタート/ストップにハザード、それにパーキングブレーキもですね。ウィンドウスイッチなどは先端だけが動く珍しいタイプを採用しています」
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