新型エルグランドに「ライダー」が登場
2010.08.05 自動車ニュース新型「日産エルグランド」に「ライダー」「VIP」が登場 福祉車両も
日産自動車の関連会社 オーテックジャパンは2010年8月4日、「日産エルグランド」をベースとした3種類のカスタマイズモデルを発表した。
■タイプの異なる3モデル
2010年8月4日にデビューした新型「日産エルグランド」をオーテックジャパンがカスタマイズ。タイプの異なる3種類のコンプリートカーとしてリリースする。
そのひとつめは、内外装をドレスアップした「ライダー」だ。初代「エルグランド」の時代からラインナップされるこちらは、専用デザインの前後バンパーやサイドシルプロテクター、メッキがまぶしいラジエターグリルや18インチアルミホイールなどで個性を演出。
インテリアも、白い本革シートや黒い和紙調のフィニッシャーが採用され、ノーマルとはひと味違った1台となっている。
価格は、360万1500円から483万円まで。
もう1台、福祉車両の「アンシャンテ セカンドスライドアップシート」は、読んで字のごとし、キャプテンシート型の2列目シート(左側)を電動操作で車体の外へと移動させられる特殊車両だ。主に、自力での乗り降りが困難なユーザーに向けられたものであり、早送りボタンを使ってシートの呼び出しと収納の時間を短縮できる点もウリである。
価格は、「250XG」(FF)の356万4750円から、「350 Highway STAR」(4WD)の462万5250円まで。
以上2モデルは、日産の販売会社を通じて2010年8月18日に発売される。
年内11月下旬には、エグゼクティブに向けた特別仕様車「VIP」も登場する予定だ。こちらは、ベースを「エルグランド」シリーズの最上級グレード「350 Highway STAR Premium」に限定。黒い本革シートとドアトリム、読書灯や100V電源に加え、乗降用の補助ステップも与えられる。
リアのエンターテインメントシステムやツインサンルーフなどの快適装備もあらかじめ用意。ノーマル車とは異なる専用タイヤで、乗り心地の向上も図られたという。
キャプテンシートの7人乗り仕様が基本だが、ユーザーからの要望があれば、2列目以降を2人乗り仕様(=定員4人)にするなどの特別注文にも対応するとのこと。価格は、FF車が577万5000円で、4WD車が605万8500円。
(webCG 関)