伊マセラティが「マセラティジャパン」を設立
2010.05.11 自動車ニュース伊マセラティ、日本の輸入総代理店を務める「マセラティジャパン」設立
イタリアのマセラティS.p.Aは2010年5月11日、日本におけるマセラティ車の輸入総代理店業務を行う「マセラティジャパン」の設立を発表した。2011年1月1日より業務を開始する。
1997年10月よりコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド(以下「コーンズ」)が担当していたマセラティの輸入権が、2011年から新会社マセラティジャパンに移管される。マセラティジャパンの社長に就任したのは、マセラティS.p.Aの日本統括マネージャーを長く務める、ファブリッツィオ・カッツォーリ氏。
マセラティは日本を「戦略的に重要な市場」と位置づけ、今回の新会社設立に向け、2007年ごろから話し合いが開始されていたという。マセラティにとって世界で第4位のマーケット(2009年実績)であり、2008年には過去最高の580台を販売、ブランド認知度も高まっている日本で、さらなる発展を目指す考えだ。
これにより、コーンズはインポーターからディーラーという立場に切り替わる。販売ネットワークはそのまま継続され、アフターセールスや中古車販売も担当する。
なお、コーンズは、マセラティのほか、ロールス・ロイス、フェラーリ、ベントレーブランドのクルマを扱っているが、いずれも輸入総代理店業務はメーカー直系の現地法人が行っている。今回、マセラティの輸入権も移管されたことで、今後はディーラー機能に特化した経営に転換することになる。
(webCG 本諏訪)