「メルセデスCL」に、音にこだわる特別仕様車
2009.12.08 自動車ニュース「メルセデス・ベンツCL」に、音にこだわる特別仕様車
メルセデス・ベンツ日本は2009年12月3日、ラクシャリークーペ「CL550」に、専用のカーオーディオを搭載した特別仕様車「CL550 Sound Suite」を発表した。限定5台で発売される。
5.5リッターV8エンジン搭載の「CL550」をベースとする特別仕様車「CL550 Sound Suite」は、このクルマのために独自に開発された高級コンプリートカーオーディオを搭載するモデル。
ソニックデザインが手がけたこのカーオーディオには、独自技術「SonoRevive(ソノリバイブ)」が用いられた。これは、純正オーディオのアナログ音声出力を、最小限の劣化で高精度に取り出すというもの。さらに、システムの中核となるデジタルプロセッサーアンプは、高音質のみならず、小型・軽量であることも追求され、電力消費が抑えられたという。
スピーカーモジュールも同車専用に開発されたもので、音楽の主要帯域を左右1組のドアユニットで再生するスーパーフルレンジ思想が採り入れられた。エンクロージュアには、モノブロック構造の専用アルミダイキャスト製を使用。ユニットと一体設計とされ車外への音漏れを抑えているという。サブウーファーシステムも車内形状にあわせて設計され、車内や荷室容量を犠牲とせずに、サイズを超越した圧倒的なパワーを発揮すると謳われる。
また、乗車人員、乗車位置、ドアの開閉、後退時などで、音量や音場、音質を自動で調整する機能も備えている。
ステアリング位置は左右から選べる。価格はベース車より361万円高い1950万円。
(webCG 本諏訪)