■1986-1987 日産パルサー・エクサ/ラングレー/リベルタ・ビラ
■1986年 日産パルサー
元来欧州向け輸出の比重が大きく、国内モデルも欧州志向が強かったパルサーは、1986年5月にフルモデルチェンジを受けて、その欧州志向をさらに強くアピールした。
ボディはロングルーフデザインの3ドアハッチバックとコンベンショナルな4ドアサルーンの2種。ラングレー/リベルタ・ビラとは別の専用パネルが与えられた。
初代以来横置きに搭載、ダンテ・ジアコーザ式に前輪を駆動するエンジンは、4気筒SOHCのE13/E15SとそのEGI版、CD17ディーゼル、そしてトップモデル、ミラノX1・サルーンX1ツインカムにのみ搭載されるCA16DE型ツインカム16バルブの5種。また、パルサー/ラングレー/リベルタビラの3兄弟は、ビスカスカップリング式のフルタイム4WDを世界で最初に採用したモデルでもある。
■1987年 日産ラングレー
ミニ・スカイラインが使命のラングレーは、1986年10月に3世代目へと進んだ。このとき、初めてノッチバックの4ドアセダンを新設し、これを主力に設定。これまで以上に“本物のスカイライン”らしくなった。イメージキャラクターを務めたのは、当時若手トップレーサーといわれた鈴木亜久里だった。
いうまでもなくラングレーはリベルタ・ビラとともにパルサーから派生した兄弟車だが、いちばん上に位置する。ラングレーのもうひとつのボディバリエーションは3ドアハッチバックで、それまでの5ドアハッチバックは消えていた。搭載エンジンは直4DOHC16バルブ1600ccのCA16DE型120psをトップに、1500cc・E15型のキャブレター仕様73psとインジェクション仕様82ps、そして1700ccディーゼルのCD17型55ps(セダンのみ)と4種。
1987年1月には4ドアのフルオート・フルタイム4WDを新設定。1980年8月、ラングレーはリベルタ・ビラとともに、パルサーに一本化されて消滅した。
■1986年 日産リベルタビラ
パルサー/ラングレー/リベルタビラの3兄弟の中でも、共用パネルなど特に類似点の多いラングレーと共に、先行発売したパルサーから遅れること5カ月の1986年10月にフルモデルチェンジした。シリーズ中のイメージリーダーは、ラングレーとは逆に4ドアサルーンから、このモデルから追加された3ドアHBに切り替えられた。
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