ダイハツ、新しい背高軽「ムーヴコンテ」発売
2008.08.25 自動車ニュースダイハツ、新しい背高軽「ムーヴコンテ」発売
ダイハツ工業は、売れ筋モデル「ムーヴ」をベースとした新型軽乗用車「ムーヴコンテ」と「ムーヴコンテ カスタム」を、2008年8月25日に発売した。
■ターゲットは20代30代の若年層
今回発売された「ムーヴコンテ」「ムーヴコンテ カスタム」は、その名の通り、ダイハツの主力モデル「ムーヴ」の派生車種。ムーヴのDNAである“広さ”“高い基本性能”を受け継ぎながら、ムダをなくして飽きのこないシンプルスタイルに、便利な機能や収納を備え、居心地のいい室内を追求したという。
ターゲットは、「ムーヴコンテ」がナチュラル志向の20代〜30代の女性、「ムーヴコンテ カスタム」がモダンスタイル志向の20代男性とした。
ネーミングの「コンテ」は、“Continuity”「台本(自分らしい生活を描く)」と、“Comfortable Interior”「乗る人の心地よさを追求したクルマ」の意味が込められている。
エンジンはコンテに58psのNAが、カスタムにはNAのほか64psのターボユニットもラインナップ。CVTの採用を推進する同社だけに、トランスミッションはCVTを基本とし、NAの一部グレードで4段ATを選ぶことができる。駆動方式はFFと4WD。
価格は、ムーヴコンテが103万9500円から140万1750円、ムーヴコンテ カスタムは133万3500円から167万4750円まで。目標月間販売台数は、4000台。
根強い人気の「スズキ・ワゴンR」や「ホンダ・ライフ」などがモデルチェンジをする前に、20代〜30代の若年層を囲みたい狙いだ。
■スクエアボディが特徴
ムーヴより背が高く、見切りのよいスクエアなフォルムが特徴のムーヴコンテ。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=3395×1475×1645mmで、ムーヴより15mm高い。室内高は、40mm上回る1350mmとなった。
インテリアはエクステリアのデザインコンセプトを踏襲しつつ、居心地のよさを追求。水平基調のシンプルなインストゥルメントパネルに、ドアトリムに繋がるアクセントカラードラインが広さを演出。プレミアムソファシートに施されたアクセントカラーとのコーディネイトでオシャレ感をプラスし、居心地のよい室内空間とした。
運転席には、電動パワーエントリーシートを採用。フロントウィンドウの赤外線カットガラスは、ダイハツ初採用という。
さらに、運転席シートリフターやチルトステアリング、リバース連動ドアミラー、リバース連動リアワイパーなどはもちろん、助手席シートアンダートレイなどいたるところに収納スペースを設け、使い勝手をアピールする。
後席は、左右それぞれがリクライニング可能。背面を前に倒すことで、荷室空間を拡大できる。
■ムーヴよりもソフトに
基本構造をムーヴより受け継ぎつつも、「コンテ」独自の改良も施されている。
防音材やサイレンサーなどを見直し、室内への騒音侵入を抑えることで、静粛性が高められた。同時にAピラーやドアミラー形状を変更し、風切り音も低減されている。
サスペンションにもチューニングが施され、全体的にはムーヴよりソフトな味付けとされているという。
エンジンはムーヴと同じく2本立て。658cc直3「KF-VE型」NAユニットは、最高出力58psと最大トルク6.6kgmを発生する。カスタム用の「KF-DET型」ターボは、64psと10.5kgmのアウトプット。
それぞれにCVTが組み合わせられ、コンテのNAモデルにのみ4段ATが用意される。
■カスタムも
都会的なイメージのムーヴコンテ カスタムは、縦型2灯式のディスチャージヘッドランプや、コンビネーションフロントグリルに、サイドストーンガードや、リアスポイラーなどを装備したドレスアップモデル。
ブラック基調のインテリアも、メッキパーツや3眼メーターなどでクールな印象に。「カスタムRS」には、MOMO本革ステアリングホイールやインパネミスティックイルミネーションなどが備わる。
(webCG ワタナベ)
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