フェラーリ、日本法人「フェラーリ・ジャパン」設立へ
2008.02.22 自動車ニュースフェラーリ、日本法人「フェラーリ・ジャパン」設立へ
「フェラーリ」は、100%出資子会社の日本法人「フェラーリ・ジャパン」を設立。2008年7月1日から、国内におけるオフィシャルインポーターとして、フェラーリの輸入を開始すると発表した。
新会社「フェラーリ・ジャパン」は、「フェラーリ・アジア・パシフィック」のCEO、マルコ・マテアッチ氏が統括する「フェラーリ・アジア・パシフィック・ディビジョン」が管轄する。
マテアッチ氏によれば、日本は高級車市場の大手であり、フェラーリにとっても世界5番目の“お得意さま”。2007年は376台を売り上げ、アジア・パシフィック地域でトップだった。
今回、その日本市場で「お客様とより直接的にフェラーリの将来的ビジョンを共有する」ため、さらに、「日本市場にひとつの“フェラーリコミュニティー”を作る」ために、6年の歳月を経て現地法人の設立に漕ぎ着けたのだという。
これにより、1976年から30年以上にわたってフェラーリの総代理店をつとめてきた「コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド」は、輸入権をフェラーリ・ジャパンに移管。今夏より正規代理店に移行する。
同社の代表取締役、渡伸一郎氏も挨拶に立ち、「(メルセデス・ベンツを扱った)ヤナセや(ポルシェの)ミツワと同じことなる(=輸入権を移管する)」と説明。「ただ、我々は極めてフレンドリーなプロセスで合意することができた」し、「お互いのポジションを見極めることは将来的に重要だ」。さらに、「今後はディーラーとして日本の自動車文化を高めることに貢献したい」と、前向きなコメントを残した。
なお、新会社設立によるアフターサービスなどへの影響はないとのことである。
(webCG 関)
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