■【出展車紹介】「三菱Concept-ZT」ディーゼルターボ搭載のセダンは「ディアマンテ」クラス
三菱自動車工業はDセグメントに属するセダンのコンセプトカーを出展する。ディーゼルエンジン搭載である点も注目だ。
■市販計画はないというが……
東京モーターショーでワールドプレミアとなる「三菱Concept-ZT」は、全長×全幅×全高=4950×1820×1440(mm)のボディをもつコンセプトカー。ボディサイズは、Dセグメントクラスに収まるものだ。
三菱重工と共同開発したエンジンは、188ps/41.0kgmを誇る2.2リッターディーゼルターボユニット。ピエゾ式インジェクターを使ったコモンレール式となる。
組み合わされるトランスミッションは、ランサー・エボリューションXにも採用される2ペダルMTの「Twin Clutch SST」。駆動方式はアウトランダー、デリカD:5などと同様の電子制御4WDである。
「すべて東京のデザインスタジオでまとめた」というエクステリアは、格式の高い“和”の感性をテーマとした。シンプルな面で構成されるので、全体的にクリーンな印象を抱かせる。フロントマスクには、台形グリルが採用され、新しい三菱車であることをアピール。一方で、スポーティイメージが強い「逆スラントノーズ」は、エレガントさを重視したConcept-ZTには採用されていない。
ボディは「i MiVE SPORT」同様、アルミ押し出し材とアルミダイキャスト材を組み合わせたアルミスペースフレームを使用する。さらに、エンジンフード、フェンダー、ドア、トランクにはデリカD:5のフロントフェンダーに採用された耐衝撃性に優れる樹脂製の外板パネルを用いて軽量化を図ると同時に、世界的な鉄資源不足へ対応するメッセージも込められているという。
三菱自動車によれば、「あくまでコンセプトカーであり、今のところ市販の計画はない」というが、ボディサイズやその雰囲気からディアマンテの後継モデルを予想させるのに十分な要素を持つ。
(NAVI ヤマダ)
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