■【出展車紹介】「ヒュンダイ・カルマック」先進技術満載のコンセプトカー
ヒュンダイからは7台の興味深い車が出展される。その概要をショーに先立ってお伝えしよう。
■実直な大衆車から遊びクルマまで
まず世の小型車ブームに乗って送り出されるのが「TB」。クルマに必要とされる基本性能はきっちり抑えつつも高い快適性を高レベルで実現、スポーティなデザインもハイクォリティと自ら謳っている自信作だ。
TBが実直な大衆車だとしたら「i30(アイ・サーティ)」は、さしずめお洒落感覚をもう少し強くした小型車といえるだろうか。ウェッジのラインをあしらいリアクォーターウィンドウや、縦長のテールライトのデザインがそれを物語っている。ヘッドライトまわりのデザインも時代の先端を行くものだ。
このi30、ヨーロッパでは好評をもって迎えられているが、日本では未発売。ショーの反応によっては日本上陸も充分ありえそうだ。
中型車クラスを受け持つのが「グレンジャー」。「洗練された極上のバランス」がコンセプトというだけに日本車はもちろんヨーロッパのプレミアムセダンもターゲットとする。
このグレンジャー、すでにヨーロッパ等で評判を確立したクルマだが、今回の新しい話題は新世代のLPGエンジンを搭載したこと。LPGならではの経済性、低レベルの排出ガス、長寿命に加えてスポーティな走りと快適な乗り心地も実現し、プレミアムLPGセダンという新たなジャンルさえも開拓した。
ヒュンダイはいまや実用車だけでなく遊びグルマもお手のもの。新しく生まれ変わったこの新型「ヒュンダイ・クーペ」を見たら、これがヒュンダイ?と誰もが驚くだろう。パフォーマンスも一級品。V6DOHC2.7リッターエンジンは韓国車に対する固定観念を一変させてしまうだろう。
自動車メーカーの潜在力を知りたければコンセプトカーを見れば一目瞭然だ。この「カルマック」はヒュンダイの持てる技術力を総結集。今後2014年までに発表する新型車に使われる環境技術を30以上も盛り込むとともに、安全への新たな取り組みにもチャレンジした先進技術満載のコンセプトカーだ。
たとえば、フロントには熟慮されたエネルギー吸収構造システムを採用し、世界でも類を見ないすぐれた歩行者保護対策を打ち出しているという。
ぜひ東京ショーではその先進性をこの目で確かめてみたいものだ。
(別冊単行本編集室 尾澤)
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