第70回:Roy Graceを偲ぶ(その8)
2007.09.01 広告のススメ第70回:Roy Graceを偲ぶ(その8)
よい広告とは?
「よい広告とはなにか?」と、よくいわれる。
彼の作品を観ていると、よい広告とは30年経った今日でも、古さを感じさせない広告だと思う。1960年代から70年代にかけて、フォルクスワーゲンの名作CMをつくったRoy raceは、2003年3月になくなった。過去68年の間に、約2143万台が生産されたVW「ビートル」は、03年7月にメキシコで生産を終了している。同じ年代に、縁の深い2つのことが重なるということは、偶然の一致なのであろうか、考えさせられる。
(文=金子秀之/2003年11月)

金子 秀之
早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。
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