「ジャパンキャンピングカーショー2018」の会場から
2018.02.05 画像・写真日本最大のキャンピングカーのイベント「ジャパンキャンピングカーショー2018」が2018年2月2日から4日までの3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された。今年は過去最多の330台以上のキャンピングカーが展示されるなど、近年のキャンピングカー需要の拡大を感じさせる内容となった。会場にはキャンピングカービルダーに加えて、トヨタ、日産、メルセデス・ベンツ日本などの自動車メーカーやインポーターも出展し、ライトなキャンピングカー需要を中心に、ユーザーの取り込みを競っていた。国内外の多種多様なキャンピングカーが一堂に会した様子を、写真で紹介しよう。(文と写真=大音安弘)
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1/20「メルセデス・ベンツV220dマルコ・ポーロ ホライゾン」。メルセデス・ベンツ日本は、今回がジャパンキャンピングカーショー初参加。「Vクラス」に追加された新グレードは864万円。プレミアムアウトドアミニバンという位置付けだ。
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2/20「メルセデス・ベンツV220dマルコ・ポーロ ホライゾン」は、キャンピングカービルダーのウエストファリア製となるが、シンクなどは備えていないため、3ナンバー登録となる。ポップアップルーフ部を含め、最大で5人の就寝が可能だ。
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3/20アルパインは、11インチの大画面ナビゲーションシステム「フローティングビッグX 11(イレブン)」を展示。最近は、市場のニーズに応えて、車内でカラオケが楽しめる装置も用意しているという。
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4/20アルパインの「フローティングビッグX 11(イレブン)」を装着した「トヨタ・ハイエース」。画面の視認性を高めることで、画面の首振り機構をなくし、ブレに強くしたという。
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5/20ミニバンベースのキャンピングカーを得意とするホワイトハウスの「カングー ポップ マルチソファーベッド」。
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6/20「カングー」にポップアップルーフを搭載することで、上下2人ずつの計4人の就寝が可能だ。
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7/20ホンダアクセスとホワイトハウスのコラボモデル「フリード+ DOG LOVER」(左)は愛犬との旅に最適なキャンパー。写真右は「N-BOX」をベースにした「N-BOXキャンパーNeo」。
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8/20トヨタの新型「コースター」を使ったトイファクトリー製「セブンシーズ」。
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9/20意外にも、さまざまなキャンピングカーにレカロシートが……。長距離移動の機会が多く、クルマ好きのオーナーが多いことから、ニーズは高いという。
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10/20ファンルーチェ社製「パタゴニア」。「ハイエース」のボディーをカットする大がかりな架装を行うことで、より広いキャビンを実現。
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11/20ティピーアウトドアデザインの「トラボイ ナチュラルデザインシリーズ」。爽やかなツートンインテリアに加え、外観はリップスポイラーを追加。カスタムカーも得意とする同社なので、外観はややワイルドに仕上げてある。
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12/20日産自動車の「NV350キャラバン リチウムイオンバッテリー搭載グランピングカー」は、2018年秋に市販を予定。ただ小売りではなく、キャンピングカーベース車として架装メーカーに供給していくという。
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13/20「リーフ」のEV技術を活用した日産のリチウムイオンバッテリーシステムは、シート下に収納される。8kWhの大容量で、車内で使う3日分の電気を供給可能だ。
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14/20アメリカンキャンピングトレーラーの代表格である「エアストリーム」も多数展示。こちらは比較的コンパクトな「トミーバハマ19CB」だが、シャワーとトイレ、キッチンまで備わる。
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15/20「トヨタ・ハイラックス」の復活で注目されるピックアップキャビンだが、今回は、MYSミステックの「J-cabin HN」のみ。ハイラックスの新車納期も長いことから、まだ需要の拡大にはつながっていないようだ。
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16/20トヨタ車体グループ会社の東海特装車は、トヨタのミニバンをベースにした簡易キャンピングカー「クロス シティ カプセル」を出展。「ノア」「ボクシー」「エスクァイア」からの選択が可能だ。
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17/20「クロス シティ カプセル」は、固定のベッドスペースとベッド下の収納が特徴。助手席側2列目と3列目のシートが格納式となり、4人乗車と2人就寝を可能としている。
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18/20「フィアット・デュカト」ベースの大型キャンピングカー「バンテックV670」。輸入車ベースのキャンピングカーは海外製が多いが、こちらは日本製。近日発売とのこと。
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19/20大型キャンピングカーも、メルセデス・ベンツの人気は高い。日本でのニーズにも変化があるようで、4WD仕様にも関心を持つ人がいるという。写真は、ドイツのキャンピングカービルダーのハイマー社製「ハイマーカー グランドキャニオンS」。
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20/20ジャパンキャンピングカーショー2018の風景。降雪の影響もあり、例年より来場者の出足は遅かったようだ。依然、軽キャンパーのニーズは高いようだが、ファミリー層の需要が拡大しており、「ハイエース」やトラックベースの室内が広いものが人気だ。