ヤマハがネオレトロな新型バイク「XSR125 ABS」を発表
2023.11.09 自動車ニュース![]() |
ヤマハ発動機は2023年11月9日、ネイキッドバイク「XSR」シリーズの新製品「XSR125 ABS」を発表した。同年12月8日に販売を開始する。
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XSR125 ABSは、「Arouse One's Freedom(自由を呼び覚ませ)」をコンセプトに開発された、125ccクラスの新型バイク。商品としては、オーセンティックでレトロな外観をまといつつ最新技術によるエキサイティングな走りを実現するという、「NeoRetro(ネオレトロ)」と呼ばれるカテゴリーに分類される。
同カテゴリーでは、ヤマハはすでに「XSR900」「XSR700」を市場展開しており、今回、原付二種の変速ギア付きモデルの出荷台数が増加傾向にあること、20代を中心とする若いライダーが増えていることなどを背景に、XSRの小排気量版として提案するに至ったという。
デザインにおいては、主にXSRらしさを継承するものとして、以下の特徴が挙げられている。
- 先進×レトロを調和させる丸形LCDメーター
- 高性能なレーシングマシンにも通じるという燃料タンク
- オーセンティックな雰囲気を演出しつつライディングポジションの自由度を高めるタックロールシート
- ボディーと連動したデザインのマフラープロテクター
- ブロックパターンの前後タイヤ
軽さと強度剛性のバランスを図ったというデルタボックス型フレームに抱かれるパワーユニットは、124ccの水冷単気筒SOHC 4バルブエンジン。基本的には、先行してリリースされた小排気量モデル「YZF-R125」「MT-125」と同じもので、制御は専用となっている。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)が7000~7400rpmで切り替わるVVA(可変バルブシステム)も採用。良好な加速性能と加速感を得られるとうたわれる。加減速時にストレスのないシフト操作を実現するアシスト&スリッパークラッチも備わる。
XSR125 ABSの価格は50万6000円。車体色はライトブルー/シルバー/ブラック/オレンジの全4色から選べる。
主要スペックは以下のとおり。
- 車体サイズ:全長×全幅×全高=2030×805×1075mm
- ホイールベース:1325mm
- シート高:810mm
- 車重:137kg
- エンジン:124cc(ボア52.0mm×ストローク58.7mm)水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ(1気筒あたり)
- 最高出力:15PS(11kW)/1万rpm
- 最大トルク:12N・m(1.2kgf・m)/8000rpm
- トランスミッション:6段MT
- 燃費:49.4km/リッター(WMTCモード)
- フロントタイヤサイズ:110/70-17M/C 54S
- リアタイヤサイズ:140/70-17M/C 66S
(webCG)