ロールス・ロイスが大幅改良された「カリナン」を国内初披露
2024.08.29 自動車ニュース 拡大 |
ロールス・ロイス・モーター・カーズは2024年8月29日、ラグジュアリーSUV「カリナン」のマイナーチェンジモデルとなる「カリナン シリーズII」を国内で披露した。
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2024年5月に発表された改良型カリナンが日本上陸を果たした。ロールス・ロイスによれば、今回の仕様変更は、ラグジュアリーのコードとユーザーの使い方が変化したことに伴うもので、「都市集中的な生活、より若々しい顧客層と自ら運転することを好むユーザーの増加に合わせ、さらに大胆な表現力、最新テクノロジーの綿密な統合、新しい素材、そして現代的な工芸技法を取り入れた」とアピールされる。
エクステリアデザインは、「カリナンが駆け抜ける大都市のライトアップされた摩天楼に着想を得た」というもので、クルマの中心に向かってVラインを描くバンパーや、バンパー下方に設けられた新デザインのエアインテークが特徴。これらの意匠は、車両を正面から見た際に、車高を低く感じさせる視覚効果があるという。
またパンテオングリルはイルミネーション付きとなり、両サイドの縦フレームをなくすことで、ワイド感を強調。デイタイムランニングライト間にはホライゾンラインが追加され、同ブランドの最上級サルーンである「ファントム シリーズII」との明確なつながりが表現されている。万華鏡に例えられるデザインの大径23インチホイールもカリナン初の装備だ。
車内については、フル電動モデル「スペクター」にも採用されている助手席正面のイルミネーテッドフェイシアパネルや、ステンレス製のマスコットとクロックを組み合わせた「スピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネット」（ロールス・ロイスでは初採用）、「プレースドパーフォレーション」と呼ばれるシート表皮に施されたドット状のアートワークなどがセリングポイント。運転席前方のインストゥルメントクラスターパネルと、フェイシア中央のセントラルインフォメーションディスプレイは再設計されており、「SPIRIT」と名づけられたデジタルインターフェイスおよびオリジナルアプリ「Whispers」が利用可能となっている。
リアスクリーンに2台のストリーミングデバイスを接続できるうえ、車両管理機能やマッサージ、ヒーター、クーラーといったシート機能を送信するためのビスポークインターフェイスが搭載されるなど、後席におけるコネクティビティーが向上したのもトピックのひとつである。
ロールス・ロイス・カリナン シリーズIIの価格は4645万4040円。あわせて、ダークトーンのコーディネートを特徴とするドレスアップモデル「ブラックバッジ カリナン シリーズII」も5415万4040円の価格で販売される。注文の受け付けはすでに始まっており、デリバリーの開始予定はともに2024年の第4四半期となっている。
（webCG）
