「トヨタ・カローラ クロス」仕様変更 新たにスポーティーグレード「GRスポーツ」も設定
2025.05.23 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2025年5月23日、SUV「カローラ クロス」を一部仕様変更し、販売を開始した。新たにスポーティーグレード「GRスポーツ」も追加設定。同年8月4日に発売する。
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カローラ クロスは、2021年9月に国内販売が始まった、カローラシリーズ初のSUV。2023年10月に一部改良が施されて以来、1年半ぶりの仕様変更となる(関連記事)。
外観においては、「クラウン エステート」「RAV4」などにも見られるバンパー一体型グリルを採用。前後ランプの意匠も改めるなどして、「洗練された都会らしさとSUVとしての力強さ」が演出されている。
車内では、シフトノブおよびシフトパネル周辺のデザインを刷新。先進性と質感を追求したという「イルミネーテッドエントリーシステム」も新しい。
機関については、パワートレインが1.8リッター直4エンジン(最高出力98PS、最大トルク142N・m)をベースとするハイブリッドに一本化され、純ガソリンエンジン車は廃止された。一方で、電動フルタイム4WD制御により雪道運転時の不安や疲れを軽減する「SNOW EXTRAモード」をトヨタ車として初設定し、ウインカー操作に合わせて路面に矢印を照射する日本初の機能「シグナルロードプロジェクション」を搭載するなど、安心・安全のレベルアップが図られている。
ラインナップと価格は以下のとおり。
- カローラ クロスG:276万円(FF)/301万9000円(4WD)
- カローラ クロスS:298万円(FF)/323万9000円(4WD)
- カローラ クロスZ:343万円(FF)/368万9000円(4WD)
また今回は、カローラ クロスで「より走りを楽しみたい」というニーズに応えるものとして、カローラ クロスGRスポーツも新たに設定された。
カローラ クロスGRスポーツは、「GRヤリス」「GRカローラ」といったGRシリーズの開発ドライバーも開発にたずさわったスポーティーグレードで、他のカローラ クロスよりも排気量の大きな2リッター直4エンジン(最高出力152PS、最大トルク188N・m)を搭載。フロントモーターについても出力が18PS増しの113PSに、トルクは21N・m増しの206N・mへと増大しており(リアモーターは他グレードと同じ41PS/84N・m)、心地良い加速とサウンドが楽しめるとうたわれる。
同グレードには、スポーティーさを重視し新開発した専用のスポーツモードも与えられて、常にエンジンの回転をスタンバイ状態にさせることで、どの速度域からでも思いどおりの加速ができるという。そのほか、MT感覚でギアチェンジが楽しめる6段のシーケンシャルシフトマチックも採用。専用セッティングのサスペンションや軽量・高剛性を追求した専用ホイールも装着しており、車高が10mmダウンすることで低重心化も実現したという。
内外装においては、専用デザインの前後バンパー&グリルや、スエード調表皮を用いたスポーツシートなど、以下のアイテムが専用装備として装着される。
- 専用フロントバンパー&専用ラジエーターグリル
- フロントアッパーモール(専用ガーニッシュ)
- 専用19インチアルミホイール(ダーククリア切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント/ブラック塗装ホイールナット付き)
- ブレーキキャリパー(レッド塗装<フロント・リア>/GRロゴ付き<フロント>) ※オプション
- 専用ブラックパーツ(ドアウィンドウフレームモールディング/リアバンパーロアガーニッシュ/トヨタエンブレム<フロント・リア>)
- 専用エンブレム(フロント・リア)
- 専用スポーツシート(GRロゴ付き)/シート表皮(合成皮革+ブランノーブパーフォレーション&グレーステッチ/スモークシルバーメタリック加飾付き)
- 専用本革巻き3本スポークステアリングホイール(グレーステッチ/スモークシルバーメタリック加飾/GRロゴ付き)
- 専用パドルシフト
- 専用アルミペダル(アクセル・ブレーキ)
- 専用スモークシルバーメタリック加飾(センタークラスター/インパネオーナメント/サイドレジスターベゼル/ヒーターコントロールパネル/メータークラスター/本革巻きシフトノブ/ステアリングホイール/インサイドドアハンドル)
- 専用スマートキー(GRロゴ付き)
カローラ クロスGRスポーツの価格は389万5000円(4WDのみ)。
(webCG)