【F1 2025】第10戦カナダGPでラッセル今季初V、新人アントネッリは3位で初表彰台

2025.06.16 自動車ニュース bg
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

F1世界選手権第10戦カナダGP決勝が、2025年6月15日、カナダはモントリオールのサーキット・ジル・ビルヌーブ(4.361km)を70周して行われた。

レースは、この週末に調子を上げてきたメルセデスの2台に、マックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダRBPTが孤軍奮闘するかたちで進展。トップ3の背後でポディウムを狙っていたマクラーレン・メルセデスの2台が残り4周でまさかの接触となると、セーフティーカー先導のままチェッカードフラッグが振られた。

優勝はメルセデスのジョージ・ラッセル。予選では会心のラップを決め今シーズン初、カナダで2年連続、通算6回目のポールポジションを獲得。気温の上昇でタイヤを維持できるか心配されたレースでも速さを堅持し、今年4人目のウィナーとして通算4勝目を飾った。

フェルスタッペンは、2台のシルバーアローを相手に、昨年同様2番グリッドから2年連続の勝利を目指したものの、2位で終わることとなった。

3位は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリだった。予選4位からのスタートで3位にポジションアップし、終盤はマクラーレンに追い立てられるもなんとかその座を守り切った。18歳の新人にとってはうれしい初表彰台。史上3番目の若さでポディウムに立った。

マクラーレンのピアストリは4位でゴールした。3番グリッドからスタートで1つダウン、表彰台まで手が届きそうな勢いがあったものの、チームメイトでチャンピオンシップを争うランド・ノリスと接触。ノリスはマシンを大破させ18位完走扱いに。白熱した戦いに水をさす結果となってしまった。

フェラーリは優勝争いに絡めず、シャルル・ルクレール5位、ルイス・ハミルトンは6位でフィニッシュ。アストンマーティン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは予選順位から1つ落とし7位でゴールし、2戦連続で入賞。キック・ザウバー・フェラーリのニコ・ヒュルケンベルグは8位に入り、こちらも2戦続けてポイントを獲得した。

ハース・フェラーリのエステバン・オコンは9位入賞を果たし、チームのF1参戦200戦目に花を添えた。入賞圏最後の10位は、ウィリアムズ・メルセデスのカルロス・サインツJr.だった。

以下、11位オリバー・ベアマン(ハース)、12位角田裕毅(レッドブル)、13位フランコ・コラピント(アルピーヌ・ルノー)、14位ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、15位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、16位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)、17位ランス・ストロール(アストンマーティン)、18位ノリスが完走した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ198点、2位ノリスは今回ノーポイントで176点のままとなり、10点あったギャップは22点に開いた。3位フェルスタッペン155点、4位ラッセル136点、5位ルクレール104点と続いている。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位マクラーレン374点、2位メルセデス199点、3位フェラーリ183点、4位レッドブル162点、5位ウィリアムズ55点といった上位陣となる。

次の第11戦オーストリアGP決勝は、6月29日に行われる。

(文=bg)

F1第10戦カナダGPを制したメルセデスのジョージ・ラッセル(写真)。ポールポジションから通算4勝目を飾った。(Photo=Mercedes)
F1第10戦カナダGPを制したメルセデスのジョージ・ラッセル(写真)。ポールポジションから通算4勝目を飾った。(Photo=Mercedes)拡大

関連キーワード:
F1 2025, モータースポーツ, 自動車ニュース