アルピーヌA110 R70(後編)
2026.03.01 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 9年の歴史に幕を下ろそうとする、アルピーヌのピュアスポーツカー「A110」。“ミスター・スバル”こと辰己英治氏の目に、ディエップ流のスポーツカー哲学はどのように映るのか? スパルタンな「R70」の試乗を通し、その魅力が大いに語られた。運転を楽しむ人のためのクルマ
かつてスバルの車両実験部でスバル車の走りを鍛え上げてきた辰己英治さん。今回、彼が検証するのは、フランスはアルピーヌのピュアスポーツカーであるA110の、その上位モデルであるA110 R70だ。間もなく終売を迎えるフレンチスポーツに、辰己さんはなにを思うのだろうか? 内外装でわかるアルピーヌのこだわりに感嘆した前編に続き、後編では本格的に走りのフィーリングをチェックしていく。
辰己:乗り心地もいいですね。
――ものすごく質の高いダンパーを使っていると聞いています。減衰力そのものは高いものの、動きがスムーズだから、挙動も乗り心地が滑らかなのでしょう。
辰己:加速はエンジン回転に応じてだね。トルクはやはり排気量なり。加速だけでいえば、さっき乗った電気自動車のSUVのほうがスゴいね(笑)。
――そちらについては、別の機会に紹介してもらうということで(笑)。それにしても、気持ちよさそうに運転しているように見えますが。
辰己:スポーツカーだよねぇ。しかもその王道。とにかくクルマが軽い。「マツダ・ロードスター」と同じくらいだもんね。それでいてパワーは300PSもあるし、タイヤもグリップレベルが高い。スポーツカーというよりも競技車両という感じです。
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