「レクサスNX」の大幅改良モデル登場 2026年末以降に販売がスタート
2026.09.01 自動車ニュース 拡大 |
トヨタ自動車は2026年9月1日、レクサスブランドのSUV「NX」の大幅改良モデルを世界初公開した。
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最新のレクサスNXは、“DISCOVER YOUR EDGE”をテーマに、いつもの日常から一歩を踏み出し可能性を広げていくSUVへと進化。ボディー剛性アップと、一新したハイブリッドシステムなどの採用により、走りと環境性能を両立したと紹介される。
パワートレインには、トランスアクスルやモーター、PCU(パワーコントロールユニット)を一体化し、小型・軽量・低重心化を実現した「e-Axle」を搭載。駆動系の効率改善に加え、インバーターのパワー素子に電気損失が少ない SiC(シリコンカーバイト)を採用することで高効率化を図り、燃費の向上にも貢献するとしている。
プラグインハイブリッド車では出力が8%、容量が30%向上した新開発のバッテリーを搭載し、EV航続距離を大幅にアップ。DC急速充電にも対応している。バッテリーセルの配置方向を従来の前後方向から横方向に変更することで、ボディー全体の横方向の剛性を向上させるとともに、バッテリー搭載位置が下がることによる低重心化を実現。操縦性・走行安定性の向上に大きく寄与するという。
販売地域によって出力は異なるが、エントリーグレードとなるハイブリッド車「NX300h」は最高出力150PSの2リッター直4エンジンを搭載し、197PSのシステム最高出力を発生。中間グレードの「NX350h」は同136PS~184PSの2.5リッター直4エンジンを搭載し190PS~245PSのシステム最高出力を、同じく2.5リッター直4エンジンを搭載するトップグレードのプラグインハイブリッド車「NX450h+」は292PS~326PSのシステム最高出力を発生する。
ボディーについてはフロントエンドとリアエンドの強化に加え、新たにフロアクロスの追加とともにトンネルの稜線部へ補強を実施。フロア剛性を約25%向上させている。サスペンションタワーも構成部品を一体化することで剛性を約30%アップ。ハンドリングのみならず、乗り心地の向上とロードノイズの低減を実現した。
エンジンブロックの形状変更による剛性向上と、補強材を使ったトランスアクスルとエンジンの締結剛性の向上により、エンジンの爆発変動の周波数との共振をずらし、不快な音と振動を低減したのも最新モデルの特徴である。
新世代ハイブリッドシステムの導入によるECU性能の向上に伴い、モーターの制御をより協調して行うことが可能となり、EV走行からハイブリッド走行に切り替わる際のエンジン始動振動を大幅に削減。エンジンの回転数などのドライバーが車両状態の把握に必要なサウンドはしっかり伝達させることで、「ドライバーがクルマと対話できる走りを実現した」という。
「E-Four(電気式AWDシステム)」については、後輪のモーター駆動制御を変更し、発進時、スリップ時、旋回時に加えて直進時も含む常時AWD走行を実現。さまざまなシーンで一貫して後輪をモーターで駆動させることで、接地感の高い安定したハンドリング性能をサポートしながら、雪上などの滑りやすい路面における安定性を強化している。旋回中にごくわずかな制動力を付与することで、車体が不安定になりやすい急なレーンチェンジ等におけるヨー挙動やロール挙動の収束性を向上させる新たなブレーキ制御や、サスペンションの微小な動きに対しても高い応答性で減衰力を発生させることができる極微低速バルブ付きショックアブソーバーの採用も最新モデルの特徴とされる。
エクステリアでは、ヘッドランプやコーナリングランプといった機能部品がグリルを融合したフロントマスクが目を引く。空力・冷却性能を高めるメッシュグリルを採用することで、レクサスならではの機能美を体現したと説明される。
ヘッドランプはターンシグナルランプとデイタイムランニングライト(DRL)を統合し、ターンランプと合わせてダブルラインを表現。NXらしい力強さを創出するとともに、高い視認性も確保している。リアコンビランプは、レクサスとしては初の「ダブルLシグネチャー」を採用。Lをモチーフとした両端のパートがダブルで光り、「LEXUS」の発光ロゴとともに、ワイド&ローな印象をもたらす。
インテリアも大きく変更された。インストゥルメントパネルは、ドライバーの視界を確保しながらも、視線移動が少なくなるよう、12.3インチの液晶メーターと14インチのタッチスクリーンを水平に配置。見通しのよさと操作性を両立し、開放感と落ち着きを兼ね備えたドライビング空間とされた。
ステアリングホイールのデザイン変更や、透過表皮を使用したレスポンシブヒドゥンスイッチにより機能をアップデートするとともに、ブランドとしての統一感を強化。線発光と間接照明を採用し、インストゥルメントパネルからドアトリムへと続く光のラインでも水平基調を演出している。インテリアカラーには「アバロス」と“Fスポーツ”専用色となる「プロミネンス」を含む5種類が設定される。レクサスのデザイン思想「タイム」を象徴する5種類の香りのうち3種類の専用カートリッジをグローブボックス内の発生器に同時に搭載できるフレグランス機能も採用している。
“Fスポーツ”グレードには、フロントアンダースポイラーとサイドポンツーン、リアコーナー空力デバイスなどを採用。ルーフサイドレールやルーフスポイラー、ロッカーをピアノブラック仕上げとすることで、全体の印象が引き締められている。軽量で高剛性の20インチアルミホイールや、レッドのブレーキキャリパーも専用アイテムとして装備する。
マイナーチェンジされたレクサスNXは2026年末以降、順次世界の各地域で販売が開始される。
(webCG)
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