■【コレはゼッタイ!】サプライヤーブース1台のクルマに使用されるばねの数知ってますか?
会場西ホール、ホンダ、スズキブースの隣には、自動車に関わる様々な部品などが見られるサプライヤーブースがある。
■あれもばね、これもばね
これまではホールが別に設けられていたサプライヤーブースが、完成車両と同じホール内にあるのは今回のモーターショーならでは。まず訪れたのは、「NHKニッパツ」という看板のブース。NHKという文字を見ると、真っ先に思い浮かぶのは日本放送協会ですよね。でもこちらは日本発条株式会社のNHK。ばねって“発条(はつじょう)”っていうんだ〜、へぇ〜。
目の前には、一般的なコイル状のばねから、歯車状のもの、大きな棒状のものなど、「本当にコレをばねっていうの?」と不思議に思う形状のものまで、いろんな種類のばねがあるんです。なんでも、力を加えて元に戻ろうとする形状のものはばねといっても間違いはないんだそうで、迷わず文系に進んだワタシには驚きの連続!
サスペンション用コイルばねの変遷というコーナーでは、40年前のばねと最新のばねとが展示されています。実際に持ち上げてみると、前者は両手で持っても、肩や腰を直撃する重量感が感じられるのに対し、後者は腕だけで、軽々と持ち上げられます。聞けば、昔のばねは約6kg、最新のばねは約2kgと、3分の1の重さになっていたんですね。
現在開発中の中空コイルばねは、軽量化のため、マカロニのように穴が開いています。こちらは、2011年の量産化を目指しているそうで、素材づくりや、内面の腐食を防ぐといった部分で苦労があったとか。先ほどの最新モデルと比べると、約20%の軽量化に成功しているんです。技術の進化ってスゴイ!
さらにビックリしたのは、1台のクルマに使用されているばね、その数およそ4000個! クルマ1台につき約3万点の部品が使われているということを考えると、すべての部品のうち、7〜8個に1つがばねということに。取り扱っている商品点数を伺ってみると、たまたま説明員の方が担当していらっしゃる工場だけでも約6000点。工場が10ほどあることを考えると、数万点にも及ぶとか。ヒェ〜〜! 商品管理だけでも大変です。さすが、東証1部上場、世界シェアNO.1メーカーです。恐れ入りました。
■CVTの動きが見られる
そのほか「ジヤトコ」のブースでは、「スズキ・パレットSW」に搭載されたばかりの、副変速機付きCVTが展示されているほか、一般的なCVTがどのような動きをしているかを、自分でギヤ操作して、実際に確認できるコーナーもあり、普段は見ることのできない、エンジンの内部構造を確認することもできます。
「NOK」は、オイルシールでは世界のトップメーカー呼ばれる会社。オイルシールとは、中に金属の入ったゴム製のリング。エンジンのクランクシャフトなどに取り付けて使うもので、いわば「潤滑油漏れを防ぐためのおしめ」なんですって。なるほど〜。
というわけで、サプライヤーブースにも驚きがいっぱい。これまではじっくり見る機会がなかったという人も、大人の社会科見学みたいなノリで楽しんでみては? きっと新しい発見がありますよ!
(文=スーザン史子)
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