「ルノー・セニック」、兄弟で同時デビュー【ジュネーブショー09】
2009.03.11 自動車ニュース【ジュネーブショー09】「ルノー・セニック」、兄弟で同時デビュー
仏ルノーは、ジュネーブショーで、新型「セニック」とそのロングホイールベース版「グランセニック」を同時に発表した。
「セニック」は、1996年に初代が誕生した、コンパクト7シーターMPVのパイオニアといえるクルマ。「メガーヌ」のバリエーションモデルとして生まれたが、メガーヌを上まわる売れ行きを示すほどの成功をおさめ、後にロングホイールベース版「グランセニック」も登場している。今回のジュネーブショーでは、その2モデルの新型が同時にべールを脱いだ。
グランセニックは7人乗りのみの設定で、セニックは5人乗りと7人乗りが選択可能。ボディ全長は、グランセニックが4560mm、セニックは4340mmで、前者が220mm長い。スタイリングは、大きな開口部を持つフロントバンパーや前後方向に長いヘッドライトなど、先にデビューした新型メガーヌのエッセンスを盛り込んだ。
ニューモデルには、パッケージングを磨き上げ、室内寸法をクラストップレベルに引き上げるなど、堅実な改良が目立つ。具体的には、2列目膝まわりの寸法拡大(セニックが235mm、グランセニックが275mm)や、3列目の頭上空間(842mm)、膝まわり(102mm)のゆとりを増すなど、居住性が高められた。
エンジンは、ガソリンユニットが6基、ディーゼルが7基と豊富なバリエーションから選べる。ディーゼルはそのうちの3タイプのCO2排出量を140g/km以下に抑えた。
なお、ルノー・ジャポンによると、新型セニックシリーズの日本導入は未定とのこと。
(webCG 曽宮)
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