■【会場リポート】ルノー、新型「トゥインゴ」は来年秋ごろ、右ハンドル仕様も
「GT-R」の発表でごった返す日産ブースの向かい、その余韻が冷めやらぬタイミングでルノーのプレスカンファレンスが行われた。壇上のルノー・ジャポン徳山公信COOは、まず今後の日本市場に投入するモデルとして2台を紹介した。
■「カングー・コンパクト・コンセプト」も注目
1台は「ルーテシア」のトップグレードとなる「イニシャル・パリ」。“パリが育てたコンパクト・ラクシャリー”をテーマにしたモデルで、内装には本革シートやチェリーウッド、ウォルナットが奢られている。つまりかつての「バカラ」にあたる“小さな高級車”で、11月末からデリバリーが始まるという。
もう1台が、新型「トゥインゴ」。1993年にデビューした先代は全世界で240万台を売るというヒットを飛ばした。
ちなみに先代の日本での販売台数は、5000台だったとのこと。徳山COOは「先代トゥインゴは左ハンドルだけだったが、新型は右ハンドルを用意した」と述べ、日本でのさらなる拡販に意欲を見せた。
ハンドル位置のほかにも、ベーシックモデルであっても日本市場では欠かせないオートエアコン等の快適装備を用意している。「ルノーのコンパクトカー作りのノウハウを注ぎ込んだ自信作」というのが徳山COOのコメントだ。
日本での発売は、来年秋から冬にかけてだという。
コンセプトモデルでは、「カングー・コンパクト・コンセプト」が今回の目玉とのこと。東京に先立って行われたフランクフルトのモーターショーでデビューしたマルチ・パーパス・ビークルで、リアゲートから乗り込んでローラーブレードを履く様子が実演されると、いたるところで「このまま市販してほしい」という声があがった。
(文=サトー タケシ)
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
NEW
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
NEW
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。