■【出展車紹介】「トヨタRiN」日本発“クルマの作法”を提案
トヨタ自動車はクルマと人間の新たな関係を考えさせるコンセプトカー「RiN」を出展する。
■心を落ち着かせる機能も
日本には“茶道”“華道”など、世界に誇れる文化や作法があるが、クルマの分野でも日本発のつきあいかた、すなわち“車道(くるまどう)”を発信するために提案するのが「RiN」だ。
「快適性の向上」と「心美しく健やかな生き方」が開発のテーマで、「ドライバーが、クルマとの関わりの中で自分自身を見つめ直し、さらに社会や自然に目を向け、心と体に良いリズムが生まれることを目指した」のだという。
言葉だけではあまりに抽象的すぎて、どんなクルマか想像できないが、実車は優しく明快なフォルムが特徴。
全長は3250mmと軽自動車よりも短いものの、1690mmの全幅に、クルマの四隅に配されたタイヤが安定感を演出している。これは、屋久杉が大自然の中でしっかりと根を張る様子をイメージしたものだという。キャビンを取りまくグリーンカラーのガラスもユニークで、紫外線&赤外線カットの機能を備えるのに加えて、周囲の景観に溶け込むよう配慮されているそうだ。
室内には4人分の独立したシートが収められる。背筋を伸ばして“凜”として座るシートには、ヴィッツでも話題の「快適温熱シート」が採用され、さらに「酸素濃度コンディショナー」を装着することでキャビンの快適性を高めている。
おもしろい機能として、ステアリングホイールに内蔵されたセンサーによって心理状態を検知し、それに応じて適切なイメージ映像を映し出す「調心ステアリング」が備わっている。心と体を健やかに保つことで、上品なドライビングを支援するというわけで、渋滞でイライラが募る日本の都会では歓迎されるかもしれない。
(文=生方聡)
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