
クリフカットが特徴的な「キャロル」のサイドビュー。小杉二郎氏の作品に共通するキュートな雰囲気でまとめられていた。
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クリフカットが特徴的な「キャロル」のサイドビュー。小杉二郎氏の作品に共通するキュートな雰囲気でまとめられていた。
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クリフカットのリアウィンドウはほぼ垂直しており、後席ヘッドルームの確保やウィンドウが汚れにくいといった実質的なメリットもあった。
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当時の軽としては標準的だった、グローブボックスもないシンプルなインパネ。
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シートと内張りはビニールレザー張り。クリフカットがヘッドルームの確保に貢献しているのがわかるだろう。
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シリンダーヘッド、同ブロック、クランクケースからトランスミッションケース、クラッチハウジングまでアルミ合金によるダイキャスト製で、「白いエンジン」と呼ばれたDA型エンジン。写真は搭載位置に対して前方から見たところで、ファイナルドライブ(デファレンシャル)が手前にあることからおわかりのように、エンジンは後車軸より後方に横向きにオーバーハングされる。
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搭載状態でのDA型エンジン。シリンダーは30度ほど後ろに傾いている。ちょうどエンジン横置きのFF車を、180度ひっくり返したような形式である。
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DA型エンジンの構造図。後傾したシリンダー、60度V型に配置された吸排気バルブなどの特徴がおわかりいただけるだろう。
『第38回:『小さな高級車』マツダ・キャロル(1962〜70)(その2)』の記事ページへ戻る