
ミュンヘンにある「ドイツ博物館交通センター」には、クルマや鉄道からローラースケートまで、4500点を超える陸上交通手段が納められている。
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ミュンヘンにある「ドイツ博物館交通センター」には、クルマや鉄道からローラースケートまで、4500点を超える陸上交通手段が納められている。
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ホール1のテーマは「都市内交通」。乗用車だけでなく、バスや自転車、路面電車、ヘリコプターなど、都市部の交通のあらゆる側面が再現されている。
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昔の自転車店の雰囲気を今に伝える展示。
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ホール2のテーマは「旅」。交通手段が発達し、大量輸送が可能になった19~20世紀の旅行文化に焦点を合わせ、さまざまな陸上交通を展示している。
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自転車も陸上の移動手段のひとつ。
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「ヴァルトブルク353」は1リッターの2ストローク3気筒エンジン(45ps)を搭載し、最高速125km/h、0-100km/h加速:27秒という動力性能を備えていた。1966年にデビューし、その後30年以上、造り続けられた。
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ブレーメンの自動車メーカー、ボルクヴァルトが製造した最後のモデル「P100」(1959年)。同社の中型車「イザベラ」はヒット作となったが、ラグジュアリーカーの「P100」は振るわなかった。アメリカへの輸出も失速し、1961年にその幕を下ろした。
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鬼才ハンス・レドヴィンカ設計による「タトラ87」(1937年)。空力性能を徹底追及したボディーの後部に3リッター空冷V8エンジンを搭載する。バックボーンフレームに四輪独立懸架と超進歩的。
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「ビクトリア250“スパッツ”」(1956年)。フォルクスワーゲンに先んじてタトラで、バックボーンフレームにリアエンジン、四輪独立懸架を実用化した伝説的な自動車設計者ハンス・レドヴィンカは、第二次大戦後にナチス協力者の容疑で戦後長い間、獄中生活を余儀なくされていた。レドヴィンカがエゴン・ブルッチェなる人物と共同して設計したのがこの車。プラスチックボディーに、当初は200ccの2ストロークエンジンを搭載した。1956年に製造が開始され、1600台余りという販売成績を残した。
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「シュタイヤー・タイプ50“ベイビー”」(1936年)。「フォルクスワーゲン・ビートル」と同じように、簡潔な設計の安価な大衆車として世に送り出されたが、実際の価格は安価とはいえない4500オーストリアシリング(当時)だった。水冷4気筒エンジンをフロントに搭載する。
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ホール2のテーマは「旅」。新旧の長距離列車が見学者を出迎える。
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ガラスが大きく屋根まで回り込んだクラシカルなバス「ケースボーラー・セトラ S11」(1959年)。クルマ(バス)による旅は、戦後に大きく広まった。
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ホール2には「シトロエンDS」の姿も。「独創的なハイドロニューマチックサスペンションによる乗り心地が、長距離移動を快適なものにした」と説明されていた。
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ホール3のモータースポーツの展示。写真の右側、タイヤに腰掛けてセーターを“プロデューサー巻き”しているのが河村康彦さん。
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スキーやソリなども、間違いなく陸(雪)上の移動手段のひとつだ。