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スズキ製のエンジンを搭載した「ケータハム・セブン160」。排気量660cc、全長×全幅×全高=3100×1470×1090mmということで、“黄色ナンバー”で走らせることができる。
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必要な計器やスイッチ類をならべただけの極めてシンプルなインパネまわり。ウインカーは中央のトグルスイッチで、ワイパーはその上のスイッチで操作する。
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乗車スペースは極めてタイト。ドライバーはサイドシルとセンターコンソールに手をついて乗り込み、ダッシュボードの下に足を差し込みながら腰を下ろさなければいけない。
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490kgという車重の軽さもあって、動力性能に不足はなし。0-100km/h加速は6.9秒、最高速は160km/hと公表される。
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エンジンは0.66リッター直3ターボの「K6A」。ケータハム独自のチューニングにより、80psに最高出力を高めている。
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トランスミッションは「ジムニー」と共通の5段MT。ゴリゴリとした手応えと、ショートストロークが特徴。
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タイヤサイズは前後とも155/65R14。イギリスのタイヤメーカー、エイヴォンの「ZT5」を純正装着している。
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ブレーキは前がディスク式(ソリッド)、後ろがドラム式の組み合わせ。ノンアシストなので、しっかりとペダルを踏みつける必要がある。
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オプション装備のドアは、サイドシルに肘を乗せられるよう、外側にふくらんだ形状となっている。昔の「スーパーセブン」にはこんな工夫はなかった。快適になったものである。
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「セブン160」のサスペンションは、前がダブルウィッシュボーン、後ろがリジッドアクスルの組み合わせ。
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シートの座面はフロアと干渉しているようで、裏側にはスライド時に擦れた傷が見られた。日本車ならクレームものだが、バックヤードビルダーが作った手作りのクルマと思えば、こんなところも許せてしまうから不思議だ。
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「CATERHAM」の文字があしらわれたフューエルキャップ。古い英国車によく見られた、キー(イグニッションキーとは別に用意されている)を差して取り外すタイプだ。
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ケータハム・セブン160
『ケータハム・セブン160(FR/5MT)【試乗記】』の記事ページへ戻る