マツダ・ロードスターS(後編)

2025.10.12 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 辰己 英治工藤 貴宏 長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか?
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サスペンションセッティングに物申す

今回がND型こと4代目ロードスター初試乗となった、元スバル技術開発部の辰己英治さん。前編では、まさかの「いいクルマだけど、軽快さが足りないなぁ」という結論となったが、その原因はなにか? どうすればもっと気持ちのいいロードスターになるのか? 後編ではそれを考えてみた。

辰己:今日のクルマは車両重量1tくらいでしょ?(※試乗車の「ロードスターS」は車重1010kg) それならもっと軽快な動きにつくれると思う。初代は楽しかったなあ。

――高速域の安定性まで考えちゃうと、初代のようにはいかないのかもしれませんね。

辰己:そうかもしれないけれど、やれることはあるんじゃないかな。

――曲がり方はどうですか? スポーツカーとして考えたときに。

辰己:普通の感覚でいったら、十分にいい走りをしていますよね。ただ、初代のあの興奮を考えるとやっぱり違う。

 
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