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1/9F1第7戦カナダGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトン(写真右から2番目)、2位でゴールしたメルセデスのバルテリ・ボッタス(同左端)、3位に入ったレッドブルのダニエル・リカルド(同右端)。(Photo=Red Bull Racing)
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2/9ポールシッターのハミルトンはスタートでトップを守りターン1へ。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが5番グリッドから2位に躍進。予選2位のセバスチャン・ベッテルは4位に落ちたばかりか、フェルスタッペンのタイヤと接触しフロントウイングを破損、緊急ピットインで大きく出遅れた。(Photo=Red Bull Racing)
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3/9得意のカナダで通算65回目のポールポジションを獲得したハミルトン(写真)は、自分にとってのアイドルと公言するアイルトン・セナが持つ歴代2位の記録に肩を並べた。予選後、セナの1987年仕様のヘルメットが贈られるという、セナの家族のはからいに感極まっていた。レースではポール・トゥ・ウィンに全ラップリード、ファステストラップとグランドスラムを達成。ベッテルとのポイント差を25点から一気に12点に詰め、最良の週末を過ごすことができた。(Photo=Mercedes)
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4/9ベッテルの脱落にも助けられた予選3位のボッタス(写真)は2位でゴール。第2スティントで履いたソフトタイヤでペースが振るわず、最終的にハミルトンに20秒もの差をつけられた。メルセデスは今季初めての1-2フィニッシュで、コンストラクターズチャンピオンシップで首位に返り咲いた。(Photo=Mercedes)
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5/9ストップ&ゴーを繰り返すジル・ビルヌーブ・サーキットで、非力なルノーのパワーユニットは大きなハンディだったが、レッドブルのリカルド(写真前)は6番グリッドから善戦し3位表彰台を獲得。背後に迫るフォースインディアのセルジオ・ペレス(同後ろ)らを見事抑え切った。(Photo=Red Bull Racing)
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6/9予選でポールポジションを逃し2番手だったベッテル(写真)。レースでの逆転をもくろみ挑んだスタートで、出ばなをくじかれた。フェルスタッペンのレッドブルと当たりフロントウイングを壊し、緊急ピットインで最下位に後退。その後はダメージ最小化を図ろうと2ストップ作戦に変更、ウルトラソフトで4位まで挽回してチェッカードフラッグを受けた。(Photo=Ferrari)
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7/9モナコGPを欠場しインディ500に打って出たフェルナンド・アロンソ(写真)。初出場・初オーバルながら勝利を狙えるポジションにいたが、残り21周でホンダエンジンが壊れ惜しくもリタイアとなった。インディで「勝てるポテンシャル」を示した元チャンピオンは、いまだ入賞すらままならないマクラーレンのF1マシンに戻り奮闘を再開。最初のフリー走行で油圧系のトラブルに見舞われるも、予選では劣勢のホンダのパワーユニットを補って余りある走りで12番手タイムを記録。レース開始早々にポイント圏内に入り、以後タイヤ交換を43周まで引き伸ばすなどし今季初得点を目指したが、ゴール目前でエンジンが音を上げた。アロンソは16位完走扱い、ストフェル・バンドールンは14位。(Photo=McLaren)
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8/9ホンダのアップデート版パワーユニットは当初予定していたカナダに間に合わず、マクラーレンのホンダに対する発言は厳しさを増してきている。代表のザック・ブラウン(写真)やチームの陣頭指揮を執るエリック・ブーリエも大っぴらに決別をにおわすコメントを出しはじめた。また今季で契約が切れるアロンソも、残留の可能性を問われ「秋までに勝てれば」と非現実的な条件を口にしメディアの注目を集めた。チームはいまだ無得点で、コンストラクターズランキング最下位の10位。(Photo=McLaren)
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9/9カナダGPは初開催から50周年の節目を迎えた。1978年以来同GPのホームは、モントリオールはセントローレンス川の中州に浮かぶ人工島にあるジル・ビルヌーブ・サーキット。今年、久方ぶりにF1チーム関係者による「お手製イカダレース」が開催され、大いに盛り上がった。レッドブルは代表のクリスチャン・ホーナー(写真中央)も出場。しかし白熱のバトルを制したのはマクラーレンで、久々に表彰台の頂点にのぼった。いつの日か本物のレースでも……と願うファンも少なくなかったはずである。(Photo=Red Bull Racing)

bg
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