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2/274人乗りセダンの「スズライトSS」。スズライトの「スズ」は“スズキ”の略、「ライト」は“軽い”と“光明”を意味しているという。ホイール/タイヤは四輪車用として入手可能な最小サイズだった14インチだが、初期型はさらに大きい16インチだった。大卒初任給が1万円前後だった時代に、価格は42万円だった。
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3/273人乗りで最大積載量200kgの商用バンである「スズライトSL」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=2990×1295×1400mm、ホイールベース=2000mm。エンジンは359cc空冷2ストローク並列2気筒、最高出力15.1PS。
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4/271959年「スズライトTL」。同年デビューの「Mini」に似た2ボックススタイルのライトバン。359cc空冷2ストローク並列2気筒エンジンは、当時の軽で最も強力な最高出力21PSを発生した。
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5/271962年「スズライト フロンテTLA」。「スズライトTL」のリアエンドに短いノッチを持つトランクルームを設けて乗用車化。リアサイドウィンドウも昇降する。フロンテの名は、“フロンティアスピリット”に“FF”の意味も込めた造語。価格は38万円だった。
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6/27顔つきを後述する「フロンテ800」風に改めた1965年「スズライト フロンテFEA-2」。後年「Miniクラブマン」が登場した際に、マニアの間では「ミニがスズライトみたいな顔になってしまった」などと言われたが、スズライトのほうが先行してアップデートしていたわけだ。
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7/27「フロンテ800」。1965年12月の発売当初は「デラックス」(54万5000円)と「スタンダード」(46万5000円)の2グレードだったが、66年8月にデラックスのみに絞られた。写真のモデルは運転席がヘッドレスト一体式のハイバックシートであることから、安全対策が施された69年以降の最終型と思われる。
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8/27縦置きされ前輪を駆動する785cc水冷2ストローク3気筒エンジンは、41PS/4000rpm、8.1kgf・m/3500rpmの出力とトルクを発生。ラジエーターがバルクヘッド直前に位置するレイアウトもDKWに倣っている。
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9/27「フロンテ800」のカタログより。欧州車風のルックスで、夕暮れの原宿・表参道という当時最先端のおしゃれな風景にも違和感なく溶け込んでいる。
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10/271968年「フロンテ360スーパーデラックス」。丸みを帯びたスタイリングをスズキはコークボトルラインと称したが、俗称は“ダルマ”。リアエンジン化したことで、トランクルームは消滅してしまった(ボンネットの下はスペアタイヤ)。
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11/27静岡・浜松のスズキ本社に近接するミュージアムであるスズキ歴史館に展示されている「フロンテSS360」。スターリング・モスがアウトストラーダ・デルソーレをドライブしたビートマシン。
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12/273500rpm以下がイエローゾーンとなっている「フロンテSS360」のタコメーター。「低中回転域はトルクが弱いから、なるべく使わないで」とばかりに、ハイチューンユニットであることを公言していたわけだ。
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13/271969年「キャリイバン」。前後対称に近いスタイリングが特徴で、角形ヘッドライトは当時の流行。スライド式ではなく、通常のドアでドアハンドルが縦配置なのも珍しい。
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14/27「キャリイバン」のリアビュー。これは1970年の大阪万博の際に会場施設パトロール用として湯浅電池(現GSユアサ)と共同開発した電気自動車を復元したもので、スズキ歴史館に展示されている。
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15/27トラック版の1969年「キャリイ」。
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16/27特別仕様車の1986年「アルト 麻美スペシャル3」。スペリアホワイトと、シャーベットピンク(写真)またはペパーミントグリーンのツートーンカラーをまとっていた。こうしたカラーリングは当時の流行で、スクーター「ホンダ・タクト」の「クレージュバージョン」なども似た色合いだった。
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17/272代目「アルト」のセリングポイントのひとつだった回転ドライバーズシート。
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18/271987年「アルト ワークスRS-X」。これはFF仕様だが、同じくFFの廉価版「RS-S」とフルタイム4WDの「RS-R」があった。RX-XとRS-Rにはダウンフォースを稼ぐというバックドアスポイラーを含むエアロパーツをフル装備して、Cd値=0.34を達成。黒とピンクでまとめられた室内の配色も強烈だった。
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19/271988年「セルボ」。モノグレードでグラスルーフは標準。駆動方式はFFとパートタイム4WDが用意され、変速機は5段MTと3段AT(FFのみ)だった。
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20/27「セルボ」のリアビュー。“ウェービールック”と称した、いったん高くなった後に後端に向かって低くなるルーフラインが特徴。
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21/271992年「カルタス コンバーチブル」。北米でウケた理由がなんとなくわかる。
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22/27ソフトトップを上げた姿はいまひとつで、やはりオープンで乗るべきクルマという感じだ。ボディーカラーはサンジェルマンレッドとトリトンブルーメタリックの2色のみだった。
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23/271995年「X-90」。モノグレードで、変速機は5段MTと4段ATが用意された。ボディーカラーは当初レッドとメタリックブラックの2色で、遅れてシルバーが加わった。価格は136万円からと、意外なことに「エスクード」より割安だった。
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24/27トランクに収納可能なガラス製ルーフを外した図。
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25/27欧州Dセグメントに属するセダンである「キザシ」。モノグレードで、価格はFF仕様が278万7750円、4WD仕様が299万7750円だった。
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26/27インストゥルメントパネルは常識的なデザインだが、サテンメッキの装飾を施すなどして上質感を表現していた。
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27/27シートは本革張りで、前席には電動調整機構を装備。エアバッグは左右のフロント、リア、サイド、カーテンエアバッグに加えて運転席のニーエアバッグと、計9個が標準で備わる。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
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