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1/9「急アクセル時加速抑制機能」の体験試乗会において、トヨタの交通安全に対する取り組みを説明する、トヨタ自動車 先進技術開発カンパニーの池田幸洋主査。
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2/9アクセルとブレーキの踏み間違いによるクルマの暴走を防ぐ「急アクセル時加速抑制機能」。まずは「トヨタ・プリウス/プリウスPHV」の一部改良モデルに採用される。
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3/9特設コースでの体験試乗に臨む筆者。
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4/9ペダルの踏み間違えによる暴走を防ぐ装置としては、トヨタにもすでに「インテリジェント・クリアランスソナー」が存在するが、同システムが自車の進行方向に障害物があるときのみ作動するのに対し、「急アクセル時加速抑制機能」は障害物がない場合でも作動する。
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5/9システムの開発に際しては、コネクティッドカーから得られたビッグデータを活用して、ペダル誤操作の判定プログラムを用意。おおまかには、上り坂以外の道を車速30km/h以下で走行中に、直前にブレーキやウインカーなどの操作がされていない状態で急アクセルが踏まれた際に、急発進を防ぐ仕組みとなっている。
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6/9システムがペダルの誤操作を認めると、自動でパワートレインの出力を抑制。同時にアラートでドライバーに警告を発する。
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7/9「急アクセル時加速抑制機能」を作動させる専用キー。「プリウス」の一部改良モデルには、同機能のプログラム自体は標準で備わっており、後からこのキーを購入する形でも、システムの恩恵にあずかれるという。
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8/9車速の左下に表示される緑の“鍵マーク”は、「プラスサポート」状態(「急アクセル時加速抑制機能」がONになっている状態)であることを示すインジケーター。通常のキーでクルマを解錠した場合、急アクセル時加速抑制機能は作動しない。
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9/9「“不要作動”が発生する可能性もゼロではない」としつつも、「急アクセル時加速抑制機能」の実用化に踏み切ったトヨタ。同システム導入の経緯からは、事故予防に積極的に取り組む同社の姿勢がうかがえた。

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
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