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1/9F1第5戦70周年記念GPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/9今季これまでメルセデスに勝負を挑めていなかったレッドブル勢は、予選4位のフェルスタッペン(写真)にハードタイヤを履かせてスタートさせるという作戦に打って出た。これが奏功し、フェルスタッペンは長めの第1スティントを成功させ、ハードタイヤに苦戦するメルセデスを尻目にトップを快走。今季初、通算9勝目となる勝利を挙げ、ドライバーズランキングでも2位に躍り出た。アレクサンダー・アルボンも予選9位から順位を上げ5位入賞を果たした。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/9予選でチームメイトのバルテリ・ボッタスに僅差で敗れ2位に終わったメルセデスのルイス・ハミルトン(写真)。レースでもスタートから2位をキープするも、タイヤのマネジメントに苦心、ブリスター(火ぶくれ)が出てペースが伸び悩んだ。終盤のタイヤ交換で4位に落ちるも、シャルル・ルクレール、ボッタスを抜き去り2位でゴール。先週のタイヤトラブルでピレリから内圧を高めるよう指示があり、これがブリスターの原因となったのではないかと疑っていた。なお今回は、ハミルトンにとっては155回目のポディウムとなり、ミハエル・シューマッハーの最多記録に肩を並べた。(Photo=Mercedes)
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4/9会心のポールラップを決めたまではよかったが、先週に引き続きレースでは難局に直面することとなったメルセデスのボッタス(写真)。1週間前は2位走行中にタイヤが壊れ無得点、今回もタイヤに足を引っ張られ、トップから3位フィニッシュとなった。「とてもフラストレーションがたまっている」とはレース後の弁。ドライバーズランキングでもフェルスタッペンに2位を奪われ3位に転落した。(Photo=Mercedes)
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5/9苦戦が続くフェラーリは、シャルル・ルクレール(写真)が予選8位と中団に埋もれるも、ミディアムからハードに変える1ストップ作戦を成功させて4位フィニッシュ。今季の遅いマシンでも着実にポイントを稼いでおり、5戦を終えてドライバーズランキング4位につけている。一方のセバスチャン・ベッテルはスランプ真っただ中で、予選でQ3に出られず12位、ライバルのペナルティーで11番グリッド。レースではスタート直後にスピンして最後尾に落ち、結果12位。レース中、タイヤ交換のタイミングが悪く渋滞の中に戻されたことでチームに盾突くシーンも見られた。(Photo=Ferrari)
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6/9先週、セルジオ・ペレスの新型コロナウイルス感染で代役として白羽の矢が立ったニコ・ヒュルケンベルグ(写真)は、レーシングポイントでの2戦目で誰もが驚く予選3位を獲得。前戦はトラブルで出走できなかったため、252日ぶりに臨むレースでの好成績に期待も高まった。スタートでフェルスタッペンに抜かれ、また1ストッパーのルクレールにも先を越されるも、レース終盤まで5位を好走。しかしタイヤのバイブレーションがひどくなり緊急ピットインを余儀なくされ、結果7位に終わった。ランス・ストロールは予選順位と同じ6位でチェッカードフラッグを受けた。(Photo=Racing Point)
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7/9アルファタウリの2台は対照的な週末を過ごした。ここのところ好調なピエール・ガスリーは、5戦して3度目のQ3進出を果たし、トップチームのレッドブルを駆るアレクサンダー・アルボンを上回る予選7位につけた。しかしレースでは、アルボンのピットストップに合わせて自らも予定外のタイヤ交換を余儀なくされ、トラフィックの中を走行するなどしてタイヤのコンディションが悪化、ポイント圏外の11位でゴールした。一方、ダニール・クビアトは予選で16位と後方に沈むも、レースでは10位でフィニッシュし1点を獲得することとなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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8/9F1の70周年を記念した今回のGP。1950年5月の第1戦に出場していた唯一の現役チームがアルファ・ロメオである(ただし現チームの実態はスイスのザウバーだが)。70年前は優勝をさらい無敵を誇ったアルファも、今年はテールエンダーに成り下がっており、この週末も予選でアントニオ・ジョビナッツィ(写真)19位、キミ・ライコネン20位と最後尾に並ぶことに。レースではライコネン15位、ジョビナッツィ17位とポイント獲得には遠かった。(Photo=Alfa Romeo Racing)
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9/9レーシングポイントのブレーキダクトの合法性に関して、ルノーの抗議を受けてFIA(国際自動車連盟)が調査した結果、レーシングポイントにコンストラクターズポイント15点の剥奪(はくだつ)と40万ユーロ(約5000万円)の罰金というペナルティーが科された。ブレーキダクトは、2020年からオリジナル設計が義務付けられる「リステッドパーツ」とされているが、前年まではチーム間でやり取りができた。FIAは、レーシングポイントがメルセデスの2019年型ブレーキダクトを模倣し、2020年型マシンに採用したという“デザインプロセス”に違法性を認めたことになる。しかし、技術的には今季型マシンに装着されるブレーキダクトには問題がないとされており、引き続き使用できるため、ペナルティーの内容を含めライバルチームは納得していない。この問題は後を引きそうである。(Photo=Racing Point)

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