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1/8F1第16戦イタリアGPを制し、表彰台の頂点で高々とトロフィーを掲げるレッドブルのマックス・フェルスタッペン。同GP初ポディウムにして初優勝、7月のフランスGPから自身初の5連勝を達成し、次戦でタイトル獲得の可能性が出てきた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/87月の第12戦フランスGP以来となる今シーズン8回目のポールポジションを獲得したフェラーリのシャルル・ルクレール(写真)。ベルギーGP同様、イタリアGPでも9人ものドライバーがグリッド降格ペナルティーを受けることとなり、角田裕毅、ルイス・ハミルトン、カルロス・サインツJr.がグリッド後方に追いやられたほか、セルジオ・ペレス、フェルスタッペン、エステバン・オコン、ケビン・マグヌッセン、バルテリ・ボッタス、ミック・シューマッハーも、交換内容に応じてそれぞれグリッド降格となった。(Photo=Ferrari)
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3/8向かうところ敵なし、今シーズン11勝目を飾ったレッドブルのフェルスタッペン(写真)。空力効率に優れたレッドブルは、超高速モンツァで優勝候補の筆頭だった。今回はグリッド降格が決まっていたこともありレースセッティングを重視、予選ではルクレールに0.145秒及ばず2位。ペナルティーで7番グリッドに落ちたものの、10番手スタートから優勝したハンガリーGP、さらに14位から圧勝したベルギーGPと、後方からの追い上げは実証済みだった。2周目に表彰台圏内の3位まで上がり、5周目には2位、そしてトップを奪うと、落ち着いたレース運びで勝利をさらってしまうのだった。チームメイトのセルジオ・ペレスは、予選4位、ペナルティーで13番グリッドから、ファステストラップを記録して6位フィニッシュ。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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4/8ルクレール(写真)は、フェラーリの地元で惜しくも2位。今季ストレートで速かったレッドブルを相手に、ハイスピードなモンツァでの予選で善戦したスクーデリア。ルクレールがポール、カルロス・サインツJr.は3番手タイムをたたき出すも降格ペナルティーで18番グリッドに沈んでしまう。レースではルクレールがスタートでトップを守るも、その後はフェルスタッペンの追い上げに翻弄(ほんろう)され、早めのピットストップという賭けに出ざるを得なかった。終盤のセーフティーカー明けに勝機を見いだすもレースは再開されず、悔しさをにじませていた。サインツJr.は4位まで挽回しゴール。1950年からF1に参戦する最古参フェラーリは、史上初めて累計ポイントを1万点の大台に乗せた。(Photo=Ferrari)
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5/8メルセデスのジョージ・ラッセル(写真)は3位でフィニッシュ。メルセデス勢は、降格ペナルティーが決まっていたルイス・ハミルトンが予選5位から19番グリッドに、一方のラッセルは6番手タイムながらライバルの降格でフロントローとなる2番グリッドを獲得。しかし一発の速さでフェラーリ、レッドブルに大きく水をあけられ、ラッセルも「失望した」と本音を漏らすほどだった。レースでは、ハミルトンが5位まで挽回する一方、ラッセルは前のフェルスタッペンやルクレールに追いつかず、また後方からも攻められず、孤独な3位となった。(Photo=Mercedes)
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6/82021年のイタリアGPで劇的な1-2フィニッシュを飾ったマクラーレン。今季型マシンはモンツァの高速レイアウトに合わないのではと思われたが、意外や予選では善戦してランド・ノリス(写真)7位、ダニエル・リカルド8位と2台そろってQ3進出、さらにライバルの降格で2列目からのスタートと、コンストラクターズランキング4位のアルピーヌとの差を詰める絶好のチャンスを得た。ノリスはスタートで失敗し6位に落ちるも、結果7位入賞。一方リカルドは8位走行中にマシントラブルでリタイアとなり、セーフティーカーを呼び込むこととなった。アルピーヌ勢が無得点に終わったことで、両チームのギャップは18点となった。(Photo=McLaren)
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7/8金曜日を終え、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが虫垂炎にかかったことが判明。急きょ代役を務めることになったのがニック・デ・ブリース(写真)だ。イタリアGP初日はアストンマーティンで最初のプラクティスをこなしていた2019年のF2チャンピオン&2020年-2021年のフォーミュラE王者は、いきなり予選でチームメイトのニコラス・ラティフィを上回る13番手タイム、他車の降格で8番グリッドと好位置を獲得。さらにレースでは入賞圏内にとどまり続ける力走で9位初入賞。デビュー戦で入賞した史上67人目のドライバーとなった。(Photo=Williams)
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8/8アルファタウリの角田裕毅(写真)は、今季の戒告処分が5回に達したことで10グリッド降格ペナルティーとなったほか、イタリアGPでもプラクティス中に黄旗で減速しなかったことで3グリッド降格。この機会にとパワーユニットのエレメントも交換したことで、結果最後尾の20番グリッドからスタートとなった。序盤にポジションアップを果たすも、中団勢の厚い壁に阻まれ入賞までは遠く、結果14位完走。チームメイトのピエール・ガスリーは、7戦連続Q3に進出できていなかったがモンツァでは久々にトップ10に入り込み、ライバルの降格で5番グリッドという好位置を確保。レースでは今季5回目のポイント獲得となる8位フィニッシュ。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

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