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1/212022年11月に一部の情報が先行公開され、2023年1月の東京オートサロンで実車がお披露目された「三菱デリカミニ」。見てのとおり、各所にSUVテイストを盛り込んだ軽スーパーハイトワゴンである。
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2/21カラーバリエーションは、ルーフを塗り分けたツートンを含め全12種類。写真の「アッシュグリーンメタリック」は、「デリカミニ」に合わせて開発された新色である。
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3/21インテリアの質感は軽カーの水準を超えたもの。収納は豊富だが、それらをあけすけに見せないようにすることでゴテゴテするのを避けた印象だ。
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4/21実は「デリカミニ」は、「eKクロス スペース」の改良モデル。大きくイメージの異なる外観も、よく見ると変更箇所は限定的だ。内装などは、各部の素材や色を除くと、ほぼそのまま踏襲されている。
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5/21キック動作で開けられる開口幅650mmのリアスライドドア。大きく訴求される「デリカミニ」の便利機能のひとつだが、これもベース車から受け継がれたものだ。
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6/21シートにははっ水加工の表皮を採用。展示車のそれは合成皮革とファブリックのコンビタイプだったが、「eKクロス スペース」のように、複数の生地やデザインが用意されるのだろうか?
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7/21ベース車から継承された、調整幅320mmの左右独立スライド機構付きのリアシート。もちろん、スライド/リクライニング/格納の操作は、荷室側からも可能となっている。
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8/21助手席シートアンダートレイは、前側にはもちろん後ろ側にも引き出して使えるスグレモノ。車検証入れをきれいにしまえるよう仕切られた内部の形状は、「デリカミニ」でも受け継がれるようだ。(車検証は2023年1月からICカード化される)
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9/21個人的にちょっと気になったのが、最近需要が高まっているUSBポートの数。まぁ、今はType-AからType-Cへの移行期だし、記者個人も「シガーソケット+カー用品でいい派」ではあるのですが……。
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10/21「スズキ・スペーシア ギア」や「ダイハツ・タント ファンクロス」が走りに手を加えていないのに対し、「デリカミニ」は4WD車の足まわりに改良を加えるなど、悪路走行にも配慮したモデルとなっている。
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11/21東京オートサロンにて「デリカミニ」の特徴を説明する、三菱自動車 商品戦略本部チーフ・プロダクト・スペシャリストの藤井康輔氏。「Reliable & Active Super Hight Wagon」という商品コンセプトを掲げ、“デリカ”の名を付与する以上は、悪路で腰砕けになるようなクルマとするわけにはいかないのだ。
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12/21インパネ右下のスイッチパネルに配された、ヒルディセントコントロールのスイッチ。「デリカミニ」にはヒルディセントコントロールやグリップコントロールなど、悪条件下の走行で重宝する運転支援機能が搭載されている。
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13/214WD車のタイヤサイズは165/60R15。このタイヤのサイズアップが、10mmというリフトアップ量の多くを占めているはずだ。ちなみに展示車のタイヤは「ダンロップ・エナセーブEC300+」。オールシーズンタイヤを履かせたり……といった予定はなさそうである。
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14/21「デリカミニ」の最低地上高は4WD車で160mmと、意外や「ダイハツ・タント」シリーズの4WD車(165mm)より低い。それでも四駆のデリカミニの車高は1830mmに達しているわけで、これ以上のかさ上げは難しかったのだろう。
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15/21「デリカミニ」(4WD)のタテヨコ比は約1.24:1。かの「デリカスペースギア」がだいたい1.22:1と聞けば、同車がいかにノッポなクルマか、ご理解いただけるだろう。
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16/21スーパートールワゴンをかさ上げした軽のクロスオーバーというのは、筆者の知る限りでは「デリカミニ」の4WD車が史上初。どのような走りに仕立ててくるか、興味津々である。
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17/212022年における三菱の軽乗用車の年間販売台数は、電気自動車の「eKクロスEV」が4175台、その他の「eK」シリーズが合わせて2万7145台、スズキからOEM供給を受けて販売している「タウンボックス」が561台。合計で3万1881台となっている。
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18/21ベースモデルから劇的に変わった「デリカミニ」のフロントマスク。同車の大変身からは、軽乗用車事業に対する三菱の「このままじゃダメだ!」という強い意識が感じられる。
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19/21車名についても、慣れ親しんだ「eK」の名を捨てて、あえて「デリカ」を採用。最近では他社からもらうOEMモデルにも使われている車名だが、ファンの反応を見るに、その神通力はまだまだ健在のようだ。
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20/21「三菱デリカミニ」の発売は2023年5月の予定。すでに予約受注を開始しているので、気になる人は近所の三菱ディーラーに足を運んでみよう。
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21/21

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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