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2/342023年4月に正式発表、同年5月に発売された「三菱デリカミニ」。SUVテイストのデザインが目を引く、軽スーパーハイトワゴンである。(写真:花村英典)
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3/34優れた機能性や利便性と、質感の高さを併せ持つインテリア。ステアリングホイールは全車革巻き。メーターは2眼式で、カラー液晶のインフォメーションディスプレイが備わる。(写真:花村英典)
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4/34「デリカミニ」のベースとなった「eKクロス スペース」。こちらもSUV風の衣装をまとうモデルだったが、販売は伸びなかった。(写真:荒川正幸)
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5/34「デリカミニ」の車名については、一時は今日の「デリカ」シリーズの命名法にならい、「デリカD:1」というものも検討されたという。しかし親しみやすさなどを考慮し、デリカミニという車名が選ばれた。(写真:花村英典)
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三菱 デリカミニ の中古車webCG中古車検索
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6/34予想外の人気を得たのは、CMキャラクターの「デリ丸。」も一緒。三菱では急ピッチでグッズ類の開発を進めているという。(写真:峰 昌弘)
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7/34グレードは「G」「Gプレミアム」「T」「Tプレミアム」の4種類。「eKクロス スペース」の頃と比較すると、下位の廉価モデルが廃止され、中・上級モデルにラインナップが集約されたかたちだ。
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8/34最廉価となる「G」のインテリア。「デリカミニ」ではグレードや駆動方式による内外装デザインのちがいは少なく(ホイールとシートバックの仕立て程度)、外装の装飾類も、インテリアトリムもシート表皮も、基本的に全車共通となっている。
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9/34「G/T」と「Gプレミアム/Tプレミアム」とのもっとも大きなちがいは、先進運転支援システムの充実度だ。後者には高速道路における同一車線運転支援機能「マイパイロット」が装備される。
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10/34「Gプレミアム/Tプレミアム」に装備されるデジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付き)。「G/T」にも「先進安全パッケージ」としてオプションで用意されており、これを選ぶと、助手席側ドアミラーのサイドアンダーミラーは非装着となる。(写真:花村英典)
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11/34電動リアスライドドアは、「G/T」では左側のみ、「Gプレミアム/Tプレミアム」では左右両方に装備される(G/Tでも、オプションで電動両側スライドドアの選択は可能)。車体の下に足先を差し込むことで開閉できる、ハンズフリー操作機能付きだ。
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12/34後席用の快適装備はグレード間で大きく設定が異なる。リアサーキュレーター(写真)やリアロールサンシェードは「Gプレミアム/Tプレミアム」の専用装備で、「G/T」ではオプションでも選べない。(写真:花村英典)
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13/34これも上位グレードの専用装備となる、助手席背面のピクニックテーブル。また助手席の背面には、全車共通でUSB Type-Aポートがひとつ備わっている。(写真:花村英典)
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14/34エンジンには自然吸気、ターボともに、走行アシスト機能付きスタータージェネレーターとリチウムイオン電池からなる、マイルドハイブリッド機構が組み合わされる。(写真:花村英典)
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15/34トランスミッションはCVTで、ターボ車には7段のステップ変速を可能にするシフトパドルが装備される。(写真:花村英典)
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16/344WD車のパフォーマンスはライバルに対する大きなアドバンテージ。駆動システムは微量ながらも常時後輪にトルクを伝達し続ける方式で、優れたレスポンスと走行安定性を発揮。悪路を想定した専用チューニングのサスペンションや、大径タイヤも装備される。
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17/34悪条件下での運転を支援する機能も充実。滑りやすい斜面などを下る際に、自動で一定速での微低速走行を行う「ヒルディセントコントロール」が、駆動方式を問わず標準装備される。
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18/34こちらもFF車、4WD車の両方に装備されるグリップコントロール。雪やぬかるみなどで片側のタイヤがスリップした際、そのタイヤにブレーキをかけることで空転を抑制。路面をグリップしているタイヤの駆動力を確保し、発進・脱出をサポートする。
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19/34ベース車の「eKクロス スペース」とは大きく異なるフロントまわり。デザイナーは、小さい子供がにらんでいるようなイメージでデザインしたという。
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20/34リアまわりではガード風のバンパー装飾と、テールゲートを横断する「DELICA」のロゴが目を引く。前後バンパーのロゴは、販売店オプションで白文字とすることも可能だ。
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21/34サイドビューでは、ブラックで塗り分けられたホイールアーチが特徴。全高はFF車が1800mm、4WD車が1830mmとかなり異なる。
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22/34足もとの仕様はグレードや駆動方式によって大きく異なる。写真は、向かって左が「G/T」のFF車に装備される、155/65R14サイズのタイヤとスチールホイールおよびフルホイールキャップ。中央が「Gプレミアム/Tプレミアム」のFF車に装備される165/55R15サイズのタイヤとアルミホイール。右が全グレードの4WD車に装備される、165/60R15サイズのタイヤとアルミホイール。
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23/34豊富なアクセサリー類も「デリカミニ」の魅力。デカールやメッキパーツといった装飾類に、各種ルーフキャリア、さらにはカータープといったキャンプ用品も用意される。(写真:花村英典)
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24/34SUVらしさをグッと高めるマッドフラップ。レッドとブラック(写真)の2種類が用意される。(写真:花村英典)
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25/34収納スペースはライバルに引けをとらない充実ぶりで、コンビニフックも各所に設けられている。ダッシュボードのオープントレイには、販売店オプションでスマートフォンのワイヤレスチャージャーも用意される(2023年夏発売予定)。(写真:峰 昌弘)
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26/34はっ水加工が施された、合成皮革とファブリックのコンビシート。助手席の下には、前にも後ろにも引き出して使えるトレイが備わっている。
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27/34リアシートは左右独立式で、クラス最長となる320mmのスライド調整機構が備わる。
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28/34上級グレードでは、荷室の床面やリアシートの背面も防水仕様に。リアシートのスライド、リクライニング、格納は、後席側からも操作可能となっている。
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29/34「デリカミニ」のディメンション。
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30/34ベーシックグレードの「G/T」でも、自動緊急ブレーキなどの予防安全装備は一通り完備。衝突安全関連の装備も基本的に全車共通で、運転席&助手席SRSエアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、運転席SRSニーエアバッグが標準装備される。
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31/34安価な仕様でも十分に魅力的な「デリカミニ」だが、ロングツーリングを快適なものにする「マイパイロット」をはじめ、後席用の各種快適装備、アルミホイール、60偏平のタイヤなど、オプションで融通を利かせられない装備も多い。予算が許すのなら、素直に上級グレードの4WD車を選ぶのがいいだろう。
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32/34対向車や先行車を眩惑(げんわく)させることなく、広い照射範囲を実現する「アダプティブLEDヘッドランプ」は、なぜかターボの上級グレードである「Tプレミアム」にしかオプションで用意されない。「この装備が欲しいからTプレミアムを選ぶ!」という人はいないだろうが、一応、お見知りおきを。
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33/34カラーバリエーションは全12種類。「アッシュグリーンメタリック」「ナチュラルアイボリーメタリック」「ホワイトパール」の3色はモノトーンでも、ルーフを黒で塗り分けた2トーンでも選択が可能だ。
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34/34「キャンプやアウトドアレジャーのお供」という、このクルマの本分を思えば、オススメはやはり「マイパイロット」+ターボエンジンの「Tプレミアム」、それも4WD車だろう。

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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