
【スペック】RHD 6AT:全長×全幅×全高=4290×1845×1360mm/ホイールベース=2610mm/車重=1350kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)/価格=399.0万円(テスト車=427.0万円/インテグラルレザーパック=28.0万円)
-
【スペック】RHD 6AT:全長×全幅×全高=4290×1845×1360mm/ホイールベース=2610mm/車重=1350kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(156ps/6000rpm、24.5kgm/1400-3500rpm)/価格=399.0万円(テスト車=427.0万円/インテグラルレザーパック=28.0万円)
-
直接のライバルになると思われる「アウディTT」と比較すると、「プジョーRCZ」のほうが全長で10cm強長いものの、幅と高さはほぼ同じ。Aピラーからルーフを経由してCピラーへと橋渡しする「アルミナムアーチ」は、アルミ製。
-
-
フロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームというサスペンション形式はベース車両の「プジョー308」を踏襲するものの、専用のチューニングを施すことでスポーティクーペにふさわしいハンドリングを追求する。200ps仕様では、156ps仕様よりサスペンション、ブレーキともに強化されている。
-
プジョーは、2007年のフランクフルトモーターショーで「308RCZ」という名称のコンセプトモデルを出展。これが大反響を巻き起こし、2009年のフランクフルトでネーミングを「RCZ」に変更して市販型がデビューした。「407」や「3008」など、間にゼロを挟んだ数字を用いるモデル名から決別、ライオンのエンブレムも一新するなど、新生プジョーの船出を意識したニューモデルだ。
-
-
【スペック】LHD 6MT:全長×全幅×全高=4290×1845×1360mm/ホイールベース=2610mm/車重=1350kg/駆動方式=FF/1.6リッター直4DOHC16バルブターボ(200ps/5800rpm、28.0kgm/1700-4500rpm)/価格=423.0万円(テスト車=同じ)
-
速度領域に応じて3段階に変化するリアスポイラー。通常は格納されているが、85km/hに達するとポジション1(角度は19度)の位置にせり上がり、155km/h超でポジション2(角度は34度)の位置となる。車内のスイッチで任意操作することも可能。
-
ふたつのコブが隆起するルーフの形状は、そのままリアのガラスに受け継がれる。ウィンカーとポジションランプはLED。日本仕様は、156psエンジン+6ATの右ハンドル仕様と、200psエンジン+6MTの左ハンドル仕様の2グレードが用意される。前者が399万円、後者が423万円となる。
-
ベースとなった「プジョー308」と比べると、ドライバーの着座位置は45mm低くなっている。つやつやと黒光りする樹脂素材(プジョーはピアノブラックと表現)とクロームで縁取りされたメーター類の組み合わせは、未来感とクラシカルさがクロスオーバーして独特の雰囲気を生む。この組み合わせは「シトロエンDS3」にも使われていたから、PSAプジョー・シトロエン・グループ内での流行か。ヘッドレスト一体型のフロントシートは、掛け心地、ホールド性ともに申し分なし。ナッパレザーの感触も心地いい。
-
大人はもちろん、子どもも乗るのをイヤがりそうな後席。あくまで非常用だけれど、荷物置き場としては重宝する。それでもしっかり3点式シートベルトが備わる。
-
外観から想像するよりはるかに広くて使えるトランクルーム。広さ、深さとも実用的で、後席を倒してトランクスルーにすれば、ゴルフバッグがふたつ積めるとプジョーはうたう。
『プジョーRCZ RHD 6AT(FF/6AT)/LHD 6MT(FF/6MT)【試乗記】』の記事ページへ戻る