
スペシャルイベントを除いて、この日もっともエキサイティングだったのは、通称「ハコスカ」こと3代目と「ケンメリ」こと4代目スカイラインのスポーツ走行。ロールケージの入ったサーキット専用車であるこれら3台をはじめ高度なモディファイを施されたクルマが多く、メカチューン特有のカン高い音を響かせながらレースさながらのバトルを展開していた。
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スペシャルイベントを除いて、この日もっともエキサイティングだったのは、通称「ハコスカ」こと3代目と「ケンメリ」こと4代目スカイラインのスポーツ走行。ロールケージの入ったサーキット専用車であるこれら3台をはじめ高度なモディファイを施されたクルマが多く、メカチューン特有のカン高い音を響かせながらレースさながらのバトルを展開していた。
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1972年の東京モーターショーにイメージモデルとして出展されたものの、一度もサーキットに姿を現さず「幻のGT-R」と呼ばれたケンメリGT-R(KPGC)。数年前に日産でショーカーがレストアされ「ニスモフェスティバル」でサーキットデビューを果たしたが、これはそのレプリカ。よく出来ている。
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スペシャルイベントの前に行われたグリッドウォークで、星野氏とガッチリ握手を交わしているのは、82年には「BMW M1」で富士スーパーシルエットの、87年には「フォード・シエラRS500」で全日本ツーリングカーのチャンピオンに輝いた長坂尚樹氏。「お互い歳とったねえ」と言い合いながらも、「R32GT-R」と「シエラ」で揃って大暴れ。
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星野一義氏が駆る「カルソニックブルー」の「R32GT-R」が従えているのは、これまた懐かしいカラーリングの「オートテック(BMW)M3」。しかもステアリングを握っているのは、当時ドライブしていた中谷明彦氏。90年代前半にタイムスリップしたような光景である。
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黒澤元治氏のドライブで、メインストレートを疾走する型式名「KPGC10」こと「スカイライン・ハードトップ2000GT-R」。当時のプライベート仕様のマシンだが、生き残っていること自体が非常に希少である。しかも1971年5月の「富士フレッシュマン・シリーズ3」優勝、73年7月の「全日本富士1000km」クラス優勝という実績を残している。
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5周のデモランを終えた黒澤元治氏。日産ワークス時代には「KPGC10」で7勝を挙げている。以前にもこのマシンにちょっぴり乗ったことがあるそうが「前に比べたらだいぶよくなったね。ブレーキも最初は効かなかったけど、2周目からは(暖まって)ちゃんと効いた。4速と5速のギア比がクロースしたこのミッションには、覚えがないなあ」などとコメントしていた。
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ファイナルのパレードランに備えてピットロードに並んだエントリー車両の一部。すでにウェットコンディションとなっているが、この直後に雨は一段と激しさを増して……。
『日産スカイラインフェスティバル2010 開催』の記事ページへ戻る