■【コレはゼッタイ!】日産ランドグライダー:日産の将来を担うかも!?
EVを前面に押し出した出展内容の日産自動車。なかでも、見た目も動きも独特な「ランドグライダー」は注目の1台だ。
このクルマの開発当初の目標は車幅を90cmにおさめることだったという。つまりタタミ1畳の広さがあれば駐車できるサイズだ。2名がタンデムに座るキャビン付きバイクのようなクルマとしては、過去にメッサーシュミットがあるから、同じような試みでは面白くない。バイクのように内側にリーンさせて曲がるクルマとしては、過去にリアが一輪の三輪車はあった。ピザ配達のバイク風乗り物も似たような考えである。
私がこのクルマに興味を持ったのは、止まったままでもリーンさせうる点だ。もちろんこの展示車は特製ではあるが、電気モーターを使ってこういう姿勢を作りだしている。幅の狭いクルマの場合、トレッドを広げてもロールに対応するのは難しい。
120km/h くらいまでのコーナリングを保証するならば、内側にリーンさせるのは有効だ。しかし、二輪車ならば簡単ながら、四輪車はそう簡単なことではない。ロールセンターを重心高よりうーんと高いジオメトリーを採ればいいが、普通の形におさめるのはちょっと無理。
私が言いたいのは、電気モーターを使ってこの姿勢を作りだす技術を普通の生産車に応用すれば、スタビライザーを省略できる。あの重く太い鋼棒を使わなくてすめば、軽量化に繋がり、原価も安くできるし、性能面では乗り心地が良くなる。
日産は、将来的にそんなことを考えているのだろうか。
(文=笹目二朗)
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