■【コレはゼッタイ!】ダイハツ・バスケットシンプルなのにいろいろ使える
なにかと気合の入った展示物が多いモーターショー会場でハッとさせられたのは、意外なことに、シンプルなダイハツの1台だった。
世界中の自動車メーカーはいま、中国市場にご執心。デザインはすべて中国のユーザーの好みに合わせている。だから中国の路上で見るドイツ車はもとより、日本車のほとんども、実にしっくりと中国の風景に溶け込んでいる。と、私の目には見える。妙にくねったライン、炎や竜を思わせるヒラヒラとした末端の処理、ガキガキと統一感のない角度でえぐり取られた面……などなど。
別に中国を悪く言うつもりはないし、最初のころには確かに今までとは違う造形に新鮮味も感じた。けれどもこう似通ったスタイリングが氾濫してくると、もういい加減にしてくれと飽きてきたことも事実だ。
そんな時、この「バスケット」のコンパスと定規で描いたようなシンプルな造形を見るとホッとする。私にとってこのダイハツ・バスケットは、今年の東京モーターショーに出展されたクルマのなかで、一番好ましくみえる。
内装は一世代前の「フィアット・パンダ」的で、簡素ななかにも座って快適そうな雰囲気が満ちている。2シーターピックアップトラックとして使えば“実用的なスポーツカー”であるし、必要とあれば4人乗れるレイアウトも便利である。オープンにもなることからレジャーカーとしても使え、ハッチバックやワゴン以上に使い途は多様で、楽しさが溢れている。
一見したところ4WDのようであるし、これでMTがあれば、個人的に欲しいと思う。
(文=笹目二朗)
-
NEW
トヨタ・ランドクルーザー“300”GRスポーツ(4WD/10AT)【試乗記】
2026.10.19試乗記トヨタの「ランドクルーザー“300”」にハイブリッドパワートレイン搭載モデルが登場。環境負荷低減のために牙を抜かれた……どころか、電気の力を味方に、さらに力強さを増しているから面白い。愛知県のオフロードコースで乗った印象をリポートする。 -
NEW
フェラーリが「日本上陸60周年」 記念祭から“ブランドの今とこれから”を読む
2026.10.19デイリーコラム「日本上陸60周年」を祝うファン感謝イベントを開催したフェラーリ。自動車界に燦然と輝くハイブランドは、いま何を目指しどこに行こうとしているのか? 経営トップの談話を交えながら推察してみよう。 -
日産キックスX e-4ORCE(前編)
2026.10.18思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「日産キックス」に試乗。デザインが新しいのはもちろんのこと、まさに下ろしたての最新のパワートレインを搭載。日産の大きな期待を背負ったコンパクトSUVである。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
三菱eKクロスEV P(FWD)【試乗記】
2026.10.17試乗記三菱の軽乗用電気自動車(EV)「eKクロスEV」が、一部改良でデザインを刷新! 2022年発売の古参の一台は、台頭するライバルをどう迎え撃つのか? 最新モデルと比べても、キラリと光る魅力はあるのか? 軽EVのパイオニアが擁する一台の実力を確かめた。 -
写真で解説する「フィアット・グランデパンダ」
2026.10.16画像・写真ステランティスが「フィアットブランドの大きな柱のひとつとなる重要なモデル」と位置づける「グランデパンダ」が日本上陸。その具体的な見どころを、写真とともに解説する。 -
フィアット・グランデパンダ ハイブリッド ラプリマ(FF/6AT)【試乗記】
2026.10.16試乗記欧州を代表するコンパクトカーの一台である「フィアット・パンダ」が第4世代に進化。新たに「グランデパンダ」を名乗り、日本にやってきた。ずばり新型の見どころは車両の随所にちりばめられた初代モデルへのオマージュである。上位グレード「ラプリマ」の仕上がりをリポートする。