スズキMRワゴン【試乗記】
スズキMRワゴン 2007.04.01 試乗記 ……101万6400〜134万9250円いま注目の「軽自動車」を、小沢コージがまとめて取り上げる。それぞれのクルマの「○と×」は何なのか? 自動車専門誌『NAVI』の名物特集から、改めてご紹介!
日本におけるディズニーランド
【復習:こんなクルマ】
個人的には2006年度中に発表された軽自動車の中で最も印象に残らなかったクルマ。開発コンセプトは“Mom's Personal Wagon”だそうで、先代MRワゴンユーザーの約7割が、若い子育て世代の女性だったことからそうなったとか。
【MRワゴンの○と×】
○:
徹底的に子育て女性仕様になっていること。「ダイハツ・ムーヴラテ」もそうだが、その丸く、目の焦点が合ってないような超人畜無害系フロントマスクは凄い。ここまでカーデザインは人に優しくなれるのかと思う。
実用アイデアも圧倒的で、ダッシュボードやシフトノブ下などありとあらゆるところに収納が充実。なんせハンドバッグやティッシュ箱専用置き場もあるのだ。さらに赤ちゃん用のミルクを作る時に便利なインパネスライドボードやスーパーのビニール袋にサイズを合わせたシートアンダートレー&ボックスなども圧巻。
×:
センスよかった先代があまり売れなかったであろうこと。正直、個人的には先代の方が全然よかった。特に男性向けでも女性向けでもなく、スタイリッシュなモノスペースフォルムは非常にカッコ良かった。それでいて室内は広く、使い勝手もよく、走りもまあまあ。私が家族想いの家庭持ちだったらちょっと欲しい。
でもこの変貌ぶり。きっと前のじゃ日本人女性にはわかりにくかったんでしょう。
【コージから一言】
ちょっと話がズレるが、私は日本におけるディズニーランド的存在が苦手である。行けば楽しいんであろう。でもデザイン音痴を増やしている気がする。勝手な決めつけだが。
(文=小沢コージ/『NAVI』2007年2号)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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