ダイハツ・ムーヴ/ムーヴカスタム【試乗記】
ダイハツ・ムーヴ/ムーヴカスタム 2007.03.31 試乗記 ……101万8500〜135万9750円 /116万5500〜167万4750円いま注目の「軽自動車」を、小沢コージがまとめて取り上げる。それぞれのクルマの「○と×」は何なのか? 自動車専門誌『NAVI』の名物特集から、改めてご紹介!
ダイハツの選択
【復習:こんなクルマ】
ダイハツが「軽自動車ナンバーワン」のスズキを超えるべく放った過去最強の刺客。ライバルはいわずと知れたベストセラー、ハイトールタイプの「スズキ・ワゴンR」。すべての面で相手を上まわるべく、徹底した製品改良が行われている。
【ムーヴの○と×】
○:
あらゆる性能向上。スタイル、走り、広さ、質感、すべてでワゴンRを越えていると思われる。唯一、厳しいのはコストパフォーマンスぐらいではないだろうか。それにしてもかなりリーズナブル。
スタイリングは「ベンツAクラス」もかくやという美しいひと筆書きフォルムで、「三菱i」ほどの別物感はないが、過去の“軽自動車っぽさ”は微塵もない。インテリアも今までになく大きな楕円を上下に使ったもので、美しく質感も高い。
エンジンも「ダイハツ・ソニカ」で採用された新設計直3で、一部CVTも設定され、滑らかかつパワフルな加速を得られる。そしてなにより圧巻は、旧型よりも10cmも広げたロングホイールベース。それを最大限に活かした前後シートの広さったらない。まさにリムジン並みの居住性が得られる。マジでオキテ破りだ。
×:
軽自動車業界のバランスを無視しているところ。ハッキリ言ってこれだけできがいいと「トヨタ・ヴィッツ」や「ホンダ・フィット」の一部シェアを食う。すると軽自動車の優遇税制や安い諸経費の問題になりかねない。鈴木修会長、怒るなよぉ〜。でもダイハツはなによりスズキを超えることを選んだ。まさに“仁義なき戦い”!
【コージから一言】
個人的には三菱iの次に欲しい。
(文=小沢コージ/『NAVI』2007年2号)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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