【東京モーターショー2005】ダイハツ「スモールカーの未来系」
2005.10.20 自動車ニュース【東京モーターショー2005】ダイハツ「スモールカーの未来系」
2005年10月19日、第39回東京モーターショーの中央ホールで、ダイハツ工業のプレスブリーフィングが開かれた。ステージにあげられたのは、市販予定車を含む3台。いずれも得意なコンパクトカーたちである。
■モーターショーの利用法
ブリーフィングの開幕を告げるイメージムービー、ステージ中央に置かれるハイブリッド・オープンスポーツ「HVS」がテストコースを走っている。ステアリングを握るオジサン(失礼!)がドアを開け、カメラの前で微笑んだ……その人が箕浦輝幸社長だったというオチだった。
「スモールカーの近未来系を具体化したモデルを出品しました」という箕浦社長。その1台、HVS=ハイブリッド・ビークル・スポーツは、全長3715mmのボディに1.5リッター直4+2モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。コンパクトでスポーティでエコなオープンという参考出品車である。
いっぽう、エコをもっと推し進めたコンセプトカーが「UFE-III」。このショーではお馴染み、2001年、2003年に出品した「UFE」の第三世代バージョンである。ボディのほとんどを覆う巨大な一枚開きハッチが開き、中からお姉さんが登場。440kgというレーシングカーのようなウェイトのボディを、0.66リッター直3ユニット+2モーターが引っ張り、なんと1リッターで72kmを走るという夢のようなパフォーマンスを持つ。
上記2台と比べ、ぐっと現実的なのが「ESSE(エッセ)」という名の軽。12月にもリリースされる、「『タント』に次ぐ主力モデル」(箕浦社長)である。
さらに来年の発売が決まっているモデルとして、舞台前に飾られた「Bego(ビーゴ)」が紹介された。全長4m以下のコンパクトSUVで、国内をはじめ海外でも販売することを計画しているらしい。
適度に夢グルマを見せ、堂々と市販予定車を宣伝。荒唐無稽なショーカーをつくるより賢い、モーターショーのひとつの利用法といえる。
(webCG 有吉)
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