プレスセンターから、片道1000歩〜IAA雑感【フランクフルトショー05】
2005.09.15 自動車ニュース【フランクフルトショー05】プレスセンターから、片道1000歩〜IAA雑感
2005年9月12日のプレスデイから開幕した「第61回フランクフルトモーターショー」(一般開催日9月15〜25日)。海外のモーターショーに数多く足を運んだが、IAAは「初めて」という生方聡の初体験報告(苦労話?)。
■広い、とにかく広い
いままでいろいろなモーターショーを見てきたが、実はフランクフルトショーは今回が初めて。誰もが「フランクフルトはデカいから大変だよ」というそのデカさを体感すべく乗り込んだのだが、ホントにデカかった。ダイムラー・クライスラーとBMWはまるごとホール1個を使い、VWグループもホールの1フロアを使いきる。各グループの展示だけでも、ちょっとしたモーターショーが開けそうな規模なのである。
そんなぜいたくな使い方だから、全体のスペースも半端じゃない。会場の一番端にあるプレスセンターから、最も遠くのホールまで歩いたら、片道1000歩もあった。プレスセンターで原稿を書いてる途中、「あのクルマのここ、どうなっていたっけ」と確認にいくのもラクじゃない。その点、ジュネーブはコンパクトに収まっているから、取材も、現場で原稿を書くにも、とにかく便利なのである。
それにしても、さすが地元だけあって、ドイツメーカーには勢いがあった。一方、フランスやイタリアはちょっと醒めた感じ。そのコントラストも面白い……なんて思いながら、たった1日半の取材ですっかり疲れ切ってしまった。最初は歩いていた移動も、途中から、ホールを巡回する各社のプレスシャトル(ミニバンを使ったシャトルサービス)に頼るようになった。ショーの取材は体力勝負。そう実感した私は、もうすこし足腰を鍛えようと心に誓ったのである。
以上、IAAの会場からお届けいたしました。
(文と写真=生方聡)
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